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iPhone 6

Apple Incorporated

まあまあ(10点)
2016年4月10日
ひっちぃ

高級スマートフォン市場で圧倒的な強さを誇るAppleが2014年9月に出したスマートフォンの通常モデル。前世代のモデルより少し大きくなった4.7インチの液晶画面など順当にスペックアップしており、販売台数の世界最高記録も更新した。

自分は基本的にスマートフォンは投売りしている機種しか買わない(契約しない)のでずっと様子を見ていたのだけど、半年以上たって大型モデルのiPhone 6 Plusから投売りされたのに続いてこの通常モデルのほうも投売りが始まったのでiPad Air 2と一緒に一台だけ契約して母親にあげ、それから五ヵ月後、後継機のiPhone 6sが発売される前にさらに安くなったこのモデルを自分用に入手した。

それまで大型モデルのiPhone 6 Plusを使っていたのだけど、この通常モデルのiPhone 6を使ってみたら、あまりに大きさがちょうどよくてびっくりした。自分としてはiPhone 6 Plusこそ画面の大きさといいフルHDの解像度といい、これまでで最高のiPhoneだと思っていたのだけど、ケータイとしてはやっぱり手になじむ手ごろな大きさなのが一番だと思い直した。

とはいっても色々と中途半端な機種だと思う。解像度は1334x750という訳の分からないものになっている。アスペクト比16:9とpixel per inchつまり一つ一つのピクセルの大きさと画面サイズからすると合理的なのだろうけど、ここまで合わせる必要あったんだろうか。Android機だったら4.7インチの画面では1920x1080にしてしまうところ。でも実際に儲かっているのはiPhoneのほうなのでこっちのほうが正しいのかも。実際ここまで解像度が高くなると人間の目には大して変わらないみたいだし、ソフトウェアの互換性を確保しやすそう。一方で当然のことながら1920x1080や1280x720とかの動画を見ると微妙なサイズ変換をしなくてはならなくて画質も落ちると思うのだけど。

iPhone 5/5Sは64GBモデルまでしかなかったけれど、iPhone 6から128GBモデルが用意された。128GBのmicroSDXCカードを刺せるAndroid機からするともはや大したことはないのだけど、こんなコンパクトなボディに何も考えずにデータを放り込めるのは快適で良かった。ただ、こいつでマンガを読むのは画面の大きさや解像度からして厳しいので、自分は小説と音楽だけしか入れていない。

なんか知らないけど、いじっていて時々フリーズする。5秒ぐらい画面が固まってから復旧する。いったい何が原因なのだろうか。そこそこバカにできない頻度で起きる。主にコロプラ「白猫プロジェクト」で起きるけれど、他のアプリを使っていても起きる。OSのせいかと思ったけれど、iPhone 6 PlusやiPad Air 2をいじっていても起きないし。なんらかの初期不良の可能性があるけれど、一応普段は普通に使えるし、これといって決まった再現手順があるわけではないので、このままだとあきらめざるを得ない。

iPhone 6 Plusのときにも書いたけれど、iOSのOSとしての劣化が著しいため、使っていても大して気持ちよくないし、使いたいソフトもないので、自分は電話とメールとショートメッセージとゲームぐらいしか使っていない。ただ、ゲームのプラットフォームとしてはまだまだAndroid機よりも優れているらしく、特にアクションゲームでの反応の良さは代えがたいとのこと。自分はそんなには感じなかったけれど、ハイスペック機ばかり使っているからかもしれない。

じゃあそろそろAndroidをメインにするかというとそうはならず、いくつかの理由によりまだしばらくはiPhoneをメインに使っていきたいと思っている。電話機としての安定性のほかに、家族でアプリを共有できるだとか、ショートメッセージが同じアカウントのタブレットにも届くだとか、優れた点がまだまだある。

自分用に契約したのはau版なのだけど、関西電力系のmineoで普通にネットが使える。ただ、auは3Gの音声は音質が悪いと言われているので、メイン機はdocomo版のiPhone 6 Plusを現在は使っている。ちなみにiPhone 6sからは契約して半年たてば手数料を払ってSIMロックフリーに出来るため、キャリアに関係なく使うことが出来るようになった。残念ながらiPhone 6はそれが出来ない最後の機種なので、au版はauで、docomo版はdocomoでしか使えないのだけど、MVNOは必ずどっちかに対応しているので特に問題にはならない。ただ、たとえば私がメイン機をau版のiPhoneに変えたいと思ったらMVNOに手数料を払ってSIMカードを新しく発行してもらわなければならず金と手間が掛かって面倒くさい。

本来なら今頃iPhone 6sを手に入れて使っているはずなのだけど、今年は総務省の指導により投げ売りが控えめになってしまい足を洗ってしまったため手に入れていない。でも、もし去年並みの値段で契約できていたとしても多分今年は契約しなかったと思う。修理に金が掛かることも分かったし、金額に見合った価値を感じなくなってきたから。

「実質0円」という詐欺のような売り文句が禁止されることで、人々は自分たちが知らず知らずのうちに高価な携帯電話を月賦で買わされていたことに気付き、廉価なAndroid機を買うようになると思う。また、ずっと続いている不景気によりMVNOに乗り換える人々も増えていき、Appleと携帯キャリア各社は異様な高利益を上げられなくなっていくんじゃないかと思う。

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