その他
日本国憲法
日本国
まあまあ(10点)
2016年5月14日
戦後アメリカを中心とした占領軍の指導のもとにアメリカの左翼系の人々の強い影響下で一応日本人が作成した憲法。それまでの大日本帝国憲法との違いとして、天皇ではなく国民が主権となったり、戦争の放棄なんかを決めたりしている。
日本国憲法は条文にも成立過程にも問題があると思う。自分はこの問題にはそれほど関心がないし勉強しているわけではないので、そのレベルでの素人の一認識と率直な考えを述べていきたい。
まず条文が日本語としておかしい。「〜は、これを〜する」という文章はすべておかしい。こんな日本語は成り立たない。日本という国を成り立たせている(ということになっている)一番重要な文章がこんな形であってよいはずがない。
なぜ日本語がヘンになっているのかについては諸説あるけれど、たぶん日本人の憲法学者が圧力に抵抗した結果だと思う。もしアメリカの影響が強いせいだったとしたら、文章ぐらいちゃんときれいな日本語にすると思う。こんな過程で作られた憲法など認めないという日本人のなんらかの意志が働いた結果なのではないかと思う。
次に成立過程がおかしい。戦勝国が敗戦国の国体や憲法を変えるのは国際法違反だ。巧みに偽装されているけれど、広い意味でアメリカに押し付けられた憲法であることは疑いないと思う。そりゃ日本にもリベラルな人たちはいて、その人たちが日本人として日本の憲法を作ったことには違いないけれど、日本人全体の政治的な意志によって決められたわけでは全くない。だから、仮に中身をまったく変えないとしても、もう一度政治的に憲法を決めなおすべきだと思う。
最後に一番争点になる第九条なのだけど、これについては色々あって難しいと思う。
まず大前提として、国際紛争を解決する手段として武力は欠かせないし、威嚇や行使が必要な場合もあるということ。そして日本には軍隊が必要であること。これは確かなことだと思う。
じゃあさっさと条文を改正すればよかったじゃん、ということになるかというと、そういうわけでもないと思う。結果からみると、日本はこの「平和憲法」のおかげで第二次世界大戦後にあまり戦争に巻き込まれないで済んだ。その代わりに誇りが失われてしまったけれど、そうやって後の世代の命を守ったことについて、少なくとも後の世代の人間としては責める気になれない(責める人を非難するつもりもない)。
現時点で改正すべきかというと、そうとも言えないと思う。たぶん多くの日本人にとって、憲法というものが自分たちの国の大原則であるという実感がないのだと思う。だから自衛隊などといって言葉をごまかして軍隊を持っているし、健康で文化的な最低限度の生活を送っていない人々がいても気にしていない。
そもそも立憲国家という体制が日本人には向いていないと思う。日本はこれまでもこれからもダラッと続いていく。いますごい下り坂を下っているところだけど、それは憲法をしっかり決めなおして守っていったとしても解決しない問題だと思う。まあ一応ちゃんと決めておかないと法治国家としてやっていけなくなっちゃうけど。
私からすると、憲法に定められた「健康で文化的な最低限度の生活」すら送れない人々を放置しておいて、憲法を変える必要があるなんていう考えは根本から間違っていると思う。まず、憲法(のあるべき姿)を守った上でないと、改憲なんてアホらしい。いまの最低時給は確実に憲法違反だと思う。ボロ屋で粗食でいいから子供二人以上を養っていけるだけの保障を不断の努力中の国民全員に与えるべきだし、極論を言ってしまえばこれが保障できないなら油などの輸入が必要ないレベルまで国際競争力と生活水準(と人口?)を下げてもいいと思う(そうなると国民も望まないかもしれないし外部の勢力にやられるだろうけど)。
だから自分は憲法なんてどうでもいいしこのままでいいと思う。大多数の日本人もほとんど関心がないと思う。いま改憲がどうのと言っている人たちというのは、またもやアメリカの息が掛かっているんじゃないだろうか。でもって改憲反対勢力は中韓の手先だと。
そんな後ろ向きな結論が出たところでドヤ顔で終わってもいいのだけど、本当に憲法を変えたいなら、まず憲法を尊重するところから始めるべきだと思う。さすがに自衛隊をいま解散させたら大変なことになるから置いておくとして、「違憲状態」などという言葉でごまかしているような定数是正問題をはじめとして、いまもっとも関心が高いであろう経済問題とかでしっかりと憲法の精神を守る姿勢を見せて初めて憲法を改正する必要性について国民全体の理解を得ることが出来ると思う。生活保護を外国人に対して支給していることも憲法違反の疑いが強いし。
日本国憲法は条文にも成立過程にも問題があると思う。自分はこの問題にはそれほど関心がないし勉強しているわけではないので、そのレベルでの素人の一認識と率直な考えを述べていきたい。
まず条文が日本語としておかしい。「〜は、これを〜する」という文章はすべておかしい。こんな日本語は成り立たない。日本という国を成り立たせている(ということになっている)一番重要な文章がこんな形であってよいはずがない。
なぜ日本語がヘンになっているのかについては諸説あるけれど、たぶん日本人の憲法学者が圧力に抵抗した結果だと思う。もしアメリカの影響が強いせいだったとしたら、文章ぐらいちゃんときれいな日本語にすると思う。こんな過程で作られた憲法など認めないという日本人のなんらかの意志が働いた結果なのではないかと思う。
次に成立過程がおかしい。戦勝国が敗戦国の国体や憲法を変えるのは国際法違反だ。巧みに偽装されているけれど、広い意味でアメリカに押し付けられた憲法であることは疑いないと思う。そりゃ日本にもリベラルな人たちはいて、その人たちが日本人として日本の憲法を作ったことには違いないけれど、日本人全体の政治的な意志によって決められたわけでは全くない。だから、仮に中身をまったく変えないとしても、もう一度政治的に憲法を決めなおすべきだと思う。
最後に一番争点になる第九条なのだけど、これについては色々あって難しいと思う。
まず大前提として、国際紛争を解決する手段として武力は欠かせないし、威嚇や行使が必要な場合もあるということ。そして日本には軍隊が必要であること。これは確かなことだと思う。
じゃあさっさと条文を改正すればよかったじゃん、ということになるかというと、そういうわけでもないと思う。結果からみると、日本はこの「平和憲法」のおかげで第二次世界大戦後にあまり戦争に巻き込まれないで済んだ。その代わりに誇りが失われてしまったけれど、そうやって後の世代の命を守ったことについて、少なくとも後の世代の人間としては責める気になれない(責める人を非難するつもりもない)。
現時点で改正すべきかというと、そうとも言えないと思う。たぶん多くの日本人にとって、憲法というものが自分たちの国の大原則であるという実感がないのだと思う。だから自衛隊などといって言葉をごまかして軍隊を持っているし、健康で文化的な最低限度の生活を送っていない人々がいても気にしていない。
そもそも立憲国家という体制が日本人には向いていないと思う。日本はこれまでもこれからもダラッと続いていく。いますごい下り坂を下っているところだけど、それは憲法をしっかり決めなおして守っていったとしても解決しない問題だと思う。まあ一応ちゃんと決めておかないと法治国家としてやっていけなくなっちゃうけど。
私からすると、憲法に定められた「健康で文化的な最低限度の生活」すら送れない人々を放置しておいて、憲法を変える必要があるなんていう考えは根本から間違っていると思う。まず、憲法(のあるべき姿)を守った上でないと、改憲なんてアホらしい。いまの最低時給は確実に憲法違反だと思う。ボロ屋で粗食でいいから子供二人以上を養っていけるだけの保障を不断の努力中の国民全員に与えるべきだし、極論を言ってしまえばこれが保障できないなら油などの輸入が必要ないレベルまで国際競争力と生活水準(と人口?)を下げてもいいと思う(そうなると国民も望まないかもしれないし外部の勢力にやられるだろうけど)。
だから自分は憲法なんてどうでもいいしこのままでいいと思う。大多数の日本人もほとんど関心がないと思う。いま改憲がどうのと言っている人たちというのは、またもやアメリカの息が掛かっているんじゃないだろうか。でもって改憲反対勢力は中韓の手先だと。
そんな後ろ向きな結論が出たところでドヤ顔で終わってもいいのだけど、本当に憲法を変えたいなら、まず憲法を尊重するところから始めるべきだと思う。さすがに自衛隊をいま解散させたら大変なことになるから置いておくとして、「違憲状態」などという言葉でごまかしているような定数是正問題をはじめとして、いまもっとも関心が高いであろう経済問題とかでしっかりと憲法の精神を守る姿勢を見せて初めて憲法を改正する必要性について国民全体の理解を得ることが出来ると思う。生活保護を外国人に対して支給していることも憲法違反の疑いが強いし。