アメリカのFOXの番組で、みんなで凶悪犯罪の犯人を捕まえよう、というもの。リアルではあるがそこそこ配慮された再現映像や証言の映像がひたすら流れて情報提供を呼びかける。かなりの人気番組らしい。この番組の視聴者のおかげで数百人もの凶悪犯が逮捕されている。かなりリアルだしマジな感じがしておもしろい。友達のタクシー運転手を殺されたマジシャンが有力な情報提供に賞金をかけてるのを紹介したり。

まあ日本に潜伏しているかもしれないとは思わないが見とれてしまう。まー万が一見かけたら国際電話で通報しようと思う。米国内では1-800-CRIME-TVだ。

つーかアメリカって凶悪犯だらけだよ。始終殺人鬼や異常性向者、麻薬の売人がそこらじゅうに潜伏していて恐い。日本も実はそうなのかもしれないが。

少し気になるのが、冤罪の可能性はないのか、ということだ。推定無罪の国なのに逮捕前から犯人と決めつけて、実名や生い立ち、顔をさらす。犯罪現場の再現はともかく、この証言者や遺族、警察官とかは本物っぽいのだが大丈夫なのだろうか？

この司会をやっているJohn Walshという人は実は元々芸能人ではないが有名な凶悪犯罪の被害者で、数年前に息子が誘拐され殺害されている。それで犯罪をなくそうとしてこの番組をはじめたらしい。尊敬に値すると私は考える。こんなきつい番組、毎週やってんだよね。

日本でも犯罪の被害者が行動して立ち向かう例というのは拉致の家族会をはじめとしていくつもあるけれど、ここまで影響力を持つに至るのはアメリカならではという気もする。