タッチが無反応になる現象はやはりおかしいので、保証期間（一年）が過ぎる前に一度メーカーに見てもらおうということで、ホームページから持ち込み修理の予約を入れて渋谷のApple Storeに行ってきた。

再現させてみてくれと言われたので、白猫テニスを十数分やってみるも、なぜか再現しなかった。係員用の診断ソフトを流してみても異常は発見されず。異常なしで押し切られそうだったので、もう夏からずっと症状が出ているのだと少し感情的になって訴えつづけた。

もう一回その場で初期化することになり、係員専用のMacにつないで初期化してもらった。これで様子を見てほしいということになった。きっと家に帰って使ったらまた症状が起きるんだろうなあと、やるせない気持ちになったのだけど、それ以来家で使っていてもまったく症状が出なくなった。

これは自分の推測なのだけど、タッチパネルの感度なんかを調整するためのデータが初期化されたことで直ったんじゃないだろうか。タッチパネルは繊細な装置なので、ハードウェアだけでなくソフトウェアでも制御して適切な感度を保つようにしている。それが使っているうちに学習による過適応なのか単なる劣化やバグなのか知らないけれどおかしくなってしまっていて、初期化によってもとに戻ったのではないか。

そのあたり係員に説明を求めたのだけど、はっきりしたことは聞けなかった。ただ、バックアップを復元しないでこのまま普段使っていたソフトを入れて使った方がいいと言われた。自分もiPadを初期化したつもりだったのだけど、画面上から行う初期化は単なるデータのクリアに過ぎないのだと言われた。PCやMacから行う初期化じゃないと本当の初期化はされないらしい。

どうもアップルやこの係員のことが信用できないのでついでに言わせてもらうと、何か特別な設定変更によりひそかにソフトウェアの書き換えやウェイトを入れる（わざと遅くする設定）などして安定化させた可能性もないとも言い切れないと思う。

アップルやこの係員がどこまで分かっているのか知らないけれど、わざわざ混雑のなか持ち込み修理の予約し、実店舗のApple Storeまで足を運んで状況を力説し、満足なサポートを受けられないのではないのかと不安に思いながら憤り、最終的に納得のいかない思いで帰途についた気持ちはどうしてくれるんだろう。iPhoneのバッテリー交換のように家まで取りにきてくれて向こうで全部調べて対応してくれていたら済んだ話じゃなかったのか。