コンピュータソフト
ストラテジーゲーム
ピクミン2
任天堂
まあまあ(10点)
2020年11月4日
勤めている運送会社が大きな借金を抱えて倒産の危機に瀕したキャプテン・オリマーだったが、ピクミン星から持ち帰った一見ただのガラクタが大きな価値を持つことを知り、会社を救うため後輩ルーイを連れ再びピクミン星へガラクタ(?)を集めにいくのだった。謎のかわいい生物ピクミンたちが巨大生物に食べられる愉快な(?)CMで有名になった日本産リアルタイム・ストラテジーゲームの第二弾。
最近第三弾の移植作がnintendo switchで出たとのことで、ステマまとめブログの広告欄に頻繁に見るようになったので、そういえば自分は2作目を積みゲー(ゲームを買うだけ買って遊んでいない)していたのを思い出し、ゲームキューブを引っ張り出して遊んでみた。前作は結構面白かったんだけど、今回は思ったほど楽しめなかった。ちなみにゲームキューブ用ソフトはWiiでも遊べることも思い出し、途中でやっぱりWiiにした。
このゲームは宇宙飛行士キャプテン・オリマーを操作して遊ぶのだけど、オリマーだけでは大したことが出来ないのでその星に住んでいるピクミンという謎の生き物たちの力を借りることになる。ピクミンに付いてこいと号令したり、敵に向かって行かせたり、逆にこの場でじっとしてろと指示したりできる。ピクミンはそのうち敵に食べられたり溺れたりして死んでいってしまうのだけど、星のいたるところにある謎のペレット(錠剤)や敵の死骸(!)なんかを自分の巣に持って帰ると新しいピクミンが産まれる。
星を歩き回ってガラクタ(?)を集めるのが目的なので、ピクミンを連れてガラクタを捜し、見つけたらピクミンたちにロケットへ運んでもらう。これだけだと特に難しいことのないゲームのように思えるけれどそこはちゃんと考えられていて、ピクミンには赤と青と黄色の三種類がいてそれぞれ得意なことと苦手なことがあるので使い分けなければならない。そして今回はさらに白と紺の二種類の突然変異体までいる。
面倒くさいのでこれ以上の説明は省くとして(!)、今回遊んでみていまいちだと思った点を言っていきたい。
前作の不満として、時間に追われるのがプレッシャーだというのがあった。基本的にこの趣向はそのままなのだけど、今回は時間関係なく攻略に専念できるダンジョン(洞窟)ができた。じゃあよかったのかというと、ダンジョンの中ではピクミンを増やせないのでいっぱい死んだらやり直しが効かない。まあそんなときはいったん出て、地上でもう一度ピクミンを増やしてから再挑戦するか、ダンジョンはフロアごとにセーブできるのでリセットボタンを押すかすればいい。でも失敗したらやりなおしだと思うと気が重くなる。
最初のダンジョンのボスにピクミンを五十匹ぐらい一気に殺されたときは最初何が起きたか分からず、成仏のエフェクトが出て残り匹数が大幅に減った時は真っ青になった。大失敗したら即リセットしてやりなおせばいいのだけど、数匹死んじゃったけど先に進むかどうしようみたいなのは困る。ピクミンは五種類いて役割がそれぞれ違うので、どれか一種類でも減り過ぎたら先へ進めなくなるかもしれない。最初のダンジョンでいきなり4フロアもあるし、以降のダンジョンはさらに深くなる。もっと気楽に挑戦させてほしい。
今回新たに増えた白と紺のピクミンは、ダンジョンの中で他のピクミンから変身(?)させないと生まれない。地上でこのピクミンが必要になる場面があるので、足りなくなったらダンジョンに調達しにいかなければならない。
自分は初代ピクミンからだいぶ間隔をあけて遊んだのだけど、いまでも割と感覚が記憶に残っていて思ったほど新鮮味を感じなかった。初代をクリアしたときは、時間を置いてまた一から遊んだらきっと楽しめるだろうなあと思っていたのだけど、その予想は外れてしまった。
ピクミンは青以外泳げないのだけど、キャプテン・オリマー自身は水場でも平気だということに前作でも今作でも気づくのが遅れて最初ちょっと悩んだ。他に、黄ピクミンは電気に強い他に投げると高くまで飛ぶというのも忘れがち。ほんのちょっとしか差がないので普段ピクミンを投げていても気づかないと思う。
敵の弱点が頭の上というのが多くて、結局ピクミンを敵の頭上に投げつけて倒すのばっかりになってしまっている。
あの名作スーパーマリオブラザーズの2はゲームシステムそのままに(ルイージが高く飛べるとかあったけど)ステージだけ上級者向けになったことでそんなにヒットしなかったと思うのだけど、このピクミン2も似たような感じになっちゃってると思う。だからなのか最近出た3の移植作もそんなに売れていないらしい。
ゲームキューブとWiiはハイビジョンじゃないので画面が狭く感じた。でもそこまで遊びにくいということはなかった。
毎日社長から届く手紙がちょっと面白い。借金取りに追われてとんでもないことになっていく社長ウケる。
本シリーズはリアルタイム・ストラテジーと呼ばれるジャンルのゲームだと自分は勝手に思っているのだけど、それならもっと進化のさせようがあると思う。AIで基本勝手に動いてくれて、必要なときだけ指示を出せて、普段は眺めているだけで楽しめるような、いまはそんなバランスでもいいんじゃないかと思う。日没のときに放置していたピクミンが全員死んでしまうというのは厳しすぎる。
特定のアイテムを何種類か集めたらゲームをサポートしてくれるちょっとした機能が使えるというのは良かった。アイテムが自動的に集まるのを待つだけなので戦略的な要素はないのだけど。
ピクミンシリーズとは別に、箱庭ゲームで勝手に町を作ってくれるリアルタイムなゲームを作ってくれないかな。ってそれだとどうぶつの森シリーズか。家を建てるのにも森から一本ずつ木を伐りだして材木にして組み立てていくのを眺めていたい。職人が増えると名産品が出来て徐々に町が発展していくとか。
まあそんなわけで、本シリーズを初めて遊ぶという人ならどれから遊んでもいいと思うけれど、よほどこのゲームが好きという人でない限り続編や前作にまで手を出す必要はないんじゃないかと思う。
最近第三弾の移植作がnintendo switchで出たとのことで、ステマまとめブログの広告欄に頻繁に見るようになったので、そういえば自分は2作目を積みゲー(ゲームを買うだけ買って遊んでいない)していたのを思い出し、ゲームキューブを引っ張り出して遊んでみた。前作は結構面白かったんだけど、今回は思ったほど楽しめなかった。ちなみにゲームキューブ用ソフトはWiiでも遊べることも思い出し、途中でやっぱりWiiにした。
このゲームは宇宙飛行士キャプテン・オリマーを操作して遊ぶのだけど、オリマーだけでは大したことが出来ないのでその星に住んでいるピクミンという謎の生き物たちの力を借りることになる。ピクミンに付いてこいと号令したり、敵に向かって行かせたり、逆にこの場でじっとしてろと指示したりできる。ピクミンはそのうち敵に食べられたり溺れたりして死んでいってしまうのだけど、星のいたるところにある謎のペレット(錠剤)や敵の死骸(!)なんかを自分の巣に持って帰ると新しいピクミンが産まれる。
星を歩き回ってガラクタ(?)を集めるのが目的なので、ピクミンを連れてガラクタを捜し、見つけたらピクミンたちにロケットへ運んでもらう。これだけだと特に難しいことのないゲームのように思えるけれどそこはちゃんと考えられていて、ピクミンには赤と青と黄色の三種類がいてそれぞれ得意なことと苦手なことがあるので使い分けなければならない。そして今回はさらに白と紺の二種類の突然変異体までいる。
面倒くさいのでこれ以上の説明は省くとして(!)、今回遊んでみていまいちだと思った点を言っていきたい。
前作の不満として、時間に追われるのがプレッシャーだというのがあった。基本的にこの趣向はそのままなのだけど、今回は時間関係なく攻略に専念できるダンジョン(洞窟)ができた。じゃあよかったのかというと、ダンジョンの中ではピクミンを増やせないのでいっぱい死んだらやり直しが効かない。まあそんなときはいったん出て、地上でもう一度ピクミンを増やしてから再挑戦するか、ダンジョンはフロアごとにセーブできるのでリセットボタンを押すかすればいい。でも失敗したらやりなおしだと思うと気が重くなる。
最初のダンジョンのボスにピクミンを五十匹ぐらい一気に殺されたときは最初何が起きたか分からず、成仏のエフェクトが出て残り匹数が大幅に減った時は真っ青になった。大失敗したら即リセットしてやりなおせばいいのだけど、数匹死んじゃったけど先に進むかどうしようみたいなのは困る。ピクミンは五種類いて役割がそれぞれ違うので、どれか一種類でも減り過ぎたら先へ進めなくなるかもしれない。最初のダンジョンでいきなり4フロアもあるし、以降のダンジョンはさらに深くなる。もっと気楽に挑戦させてほしい。
今回新たに増えた白と紺のピクミンは、ダンジョンの中で他のピクミンから変身(?)させないと生まれない。地上でこのピクミンが必要になる場面があるので、足りなくなったらダンジョンに調達しにいかなければならない。
自分は初代ピクミンからだいぶ間隔をあけて遊んだのだけど、いまでも割と感覚が記憶に残っていて思ったほど新鮮味を感じなかった。初代をクリアしたときは、時間を置いてまた一から遊んだらきっと楽しめるだろうなあと思っていたのだけど、その予想は外れてしまった。
ピクミンは青以外泳げないのだけど、キャプテン・オリマー自身は水場でも平気だということに前作でも今作でも気づくのが遅れて最初ちょっと悩んだ。他に、黄ピクミンは電気に強い他に投げると高くまで飛ぶというのも忘れがち。ほんのちょっとしか差がないので普段ピクミンを投げていても気づかないと思う。
敵の弱点が頭の上というのが多くて、結局ピクミンを敵の頭上に投げつけて倒すのばっかりになってしまっている。
あの名作スーパーマリオブラザーズの2はゲームシステムそのままに(ルイージが高く飛べるとかあったけど)ステージだけ上級者向けになったことでそんなにヒットしなかったと思うのだけど、このピクミン2も似たような感じになっちゃってると思う。だからなのか最近出た3の移植作もそんなに売れていないらしい。
ゲームキューブとWiiはハイビジョンじゃないので画面が狭く感じた。でもそこまで遊びにくいということはなかった。
毎日社長から届く手紙がちょっと面白い。借金取りに追われてとんでもないことになっていく社長ウケる。
本シリーズはリアルタイム・ストラテジーと呼ばれるジャンルのゲームだと自分は勝手に思っているのだけど、それならもっと進化のさせようがあると思う。AIで基本勝手に動いてくれて、必要なときだけ指示を出せて、普段は眺めているだけで楽しめるような、いまはそんなバランスでもいいんじゃないかと思う。日没のときに放置していたピクミンが全員死んでしまうというのは厳しすぎる。
特定のアイテムを何種類か集めたらゲームをサポートしてくれるちょっとした機能が使えるというのは良かった。アイテムが自動的に集まるのを待つだけなので戦略的な要素はないのだけど。
ピクミンシリーズとは別に、箱庭ゲームで勝手に町を作ってくれるリアルタイムなゲームを作ってくれないかな。ってそれだとどうぶつの森シリーズか。家を建てるのにも森から一本ずつ木を伐りだして材木にして組み立てていくのを眺めていたい。職人が増えると名産品が出来て徐々に町が発展していくとか。
まあそんなわけで、本シリーズを初めて遊ぶという人ならどれから遊んでもいいと思うけれど、よほどこのゲームが好きという人でない限り続編や前作にまで手を出す必要はないんじゃないかと思う。