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高校生の時に作った自作ゲームの封印を解く
宝鐘マリン, ホロライブ (YouTube Marine ch. 宝鐘マリン)
最高(50点)
2022年8月15日
VTuberの宝鍾マリンが高校生の時に友達と一緒にRPGツクールで作ったゲームが、同じくVTuberの大空スバル主催「黒歴史選手権」で大トリをつとめ、意外と高い完成度の中でしっかりした痛さ(?)があって大好評だったためか、自身のチャンネルで解説しながらプレイするハメになったゲーム実況動画。
兎田ぺこらとのコラボ動画が割とおもしろかったので宝鍾マリンの方の動画もチェックしてみることにして、動画リストをながめていたらすぐにこれが目に入ったので見てみた。普段あれだけ自分のペースでコラボ相手を翻弄する船長(マリン)が、過去の自分の行いを悶絶しながら紹介していくのがとにかくかわいくて惚れた。
終始キョドっている(笑)。ちゃんとアバターに反映されているように見えるのがなにげにすごい。どうやってトラッキングしているんだろう。
ゲームのタイトルはThe Second Worldで、Firstはどうしたというところからおもしろい。Firstは中学の頃に描いたマンガらしい。でSecondではそれをゲームにしているので、メディアミックスだとからかわれているのがウケた。あ、これは「黒歴史選手権」の方の1コマかな?
ちなみに「黒歴史」とは元々アニメ「ターンAガンダム」に出てきた言葉で、元の意味は隠ぺいされた歴史みたいな感じなのだけど、それが転じて個人にとっての過去の過ちという意味になった。最近になって芥見下々「呪術廻戦」から「特級呪物」という言葉が生まれたので、今後そっちのほうが使われるようになっていくかも。
主人公は記憶喪失の少年で、知らない街の知らない教会にたどりつき、そこでマリリシャというシスターと一緒に暮らすことになる。マリリシャは村の人たちのために年に一度祈りを捧げているのだけど、かれこれ12年にもわたって失敗しつづけているという。ギャラリーから「12連敗の女」「街?村?」と言われるなどいろいろ突っ込まれ、そのたびにうるさいうるさいとわめきながら弁解していくのが楽しい。コラボ相手がいないせいか基本敬語で自信なさげなのもよかった。
序盤はイベントメインで自動的に進んでいく。古き良き2Dのトップビュー、やや斜め上から見たフィールド画面で、イベントの演出もドットキャラがちょこまか動く感じ。時々イベント絵が入るのだけど、ところどころ未完成で真っ白な絵に言葉だけで説明されているシーンとかあってウケた。ほかにも、中学生の頃に描いた絵が混ざっていて絵がちょっと違っていたり、作画崩壊を起こしてキャラが急に太ったりして、笑いどころが満載だった。
一番よかったのは、船長は当時ショタキャラ(ロリキャラの少年版)が大好きで、自分の性癖をちりばめたオリキャラを一生懸命作っていたところ。この少年はなにか耐えがたい過去を持っていて(!)、世の中なんてこんなものだと絶望しているけれど(!)、やさしくされることで立ち直っていく。ウケたけどわかりみもすごい。たぶん船長のことを一方的に笑い飛ばすような視聴者はいないと思う。自分にもこういうところがあったと思うはず。まあそれを形にしていてしっかりと残っているところが笑えるのだけど。
残念ながら2章の終盤(?)までで実況を終えてしまう。ひょっとしたらギャラリーの期待に応えて続きをプレイするかもしれないけれど、少なくともこの動画の時点では恥ずかしすぎてもう二度とやらないと言っていた。5章だか6章だかまであるらしい(!)。
所々アレなところもあるけれど、意外と高い完成度にみんな驚いていた。友達との共同制作とはいえ高校生でここまで作るのはすごい。それによくまあ公開したと思う。自分も高校生の頃にクエスト「伝説のオウガバトル」を超簡単にしたようなゲームを作り、ノリノリで会話調の説明書を書いて(!)公開したことがあったので刺さった。
船長はネットラジオもやっているだけあってトークもうまい。というかゲーム実況のほうはそれほどでもないと思う。人間ドックの回を視聴してみたけれど、出だしからよどみなくしゃべっていてただものじゃない。
この人、中身はアラサーらしい。設定上、17歳を三周していることになっているのだけど、たまにポロッと本当の年齢をほのめかし、それをごまかそうともせずにサラッと流す。ファンも心得たもので困惑の反応をするのだけどそれも一つのお約束みたいになっている。
ちょっとネットで検索してみたら、どうやら十年以上前からニコニコ生放送で主に声優のものまねを前面に出して活動していたり、芳文社のマンガ雑誌に連載を持っていたプロの元マンガ家でもあるらしい。あくまで推定ではあるけれど確度は高そうだった。少なくとも絵はうまいみたいだし、正社員としてどこかで働いていたとも本人自ら言っている。
声がいい。プロの声優としてもやっていけるんじゃないかと思う。サバサバとしていつつ独特の成分が耳に残る。ちょっとおどけてみせるときの若干舌っ足らずで語尾をちょっと放り出す感じがなんともいえない。それに歌もうまい。
海賊の格好をしたアバターなのでイロモノキャラなのかと思って最初あまり興味を持てなかったけれど、一度視聴したらハマると思うのでぜひ見てみてほしい。
兎田ぺこらとのコラボ動画が割とおもしろかったので宝鍾マリンの方の動画もチェックしてみることにして、動画リストをながめていたらすぐにこれが目に入ったので見てみた。普段あれだけ自分のペースでコラボ相手を翻弄する船長(マリン)が、過去の自分の行いを悶絶しながら紹介していくのがとにかくかわいくて惚れた。
終始キョドっている(笑)。ちゃんとアバターに反映されているように見えるのがなにげにすごい。どうやってトラッキングしているんだろう。
ゲームのタイトルはThe Second Worldで、Firstはどうしたというところからおもしろい。Firstは中学の頃に描いたマンガらしい。でSecondではそれをゲームにしているので、メディアミックスだとからかわれているのがウケた。あ、これは「黒歴史選手権」の方の1コマかな?
ちなみに「黒歴史」とは元々アニメ「ターンAガンダム」に出てきた言葉で、元の意味は隠ぺいされた歴史みたいな感じなのだけど、それが転じて個人にとっての過去の過ちという意味になった。最近になって芥見下々「呪術廻戦」から「特級呪物」という言葉が生まれたので、今後そっちのほうが使われるようになっていくかも。
主人公は記憶喪失の少年で、知らない街の知らない教会にたどりつき、そこでマリリシャというシスターと一緒に暮らすことになる。マリリシャは村の人たちのために年に一度祈りを捧げているのだけど、かれこれ12年にもわたって失敗しつづけているという。ギャラリーから「12連敗の女」「街?村?」と言われるなどいろいろ突っ込まれ、そのたびにうるさいうるさいとわめきながら弁解していくのが楽しい。コラボ相手がいないせいか基本敬語で自信なさげなのもよかった。
序盤はイベントメインで自動的に進んでいく。古き良き2Dのトップビュー、やや斜め上から見たフィールド画面で、イベントの演出もドットキャラがちょこまか動く感じ。時々イベント絵が入るのだけど、ところどころ未完成で真っ白な絵に言葉だけで説明されているシーンとかあってウケた。ほかにも、中学生の頃に描いた絵が混ざっていて絵がちょっと違っていたり、作画崩壊を起こしてキャラが急に太ったりして、笑いどころが満載だった。
一番よかったのは、船長は当時ショタキャラ(ロリキャラの少年版)が大好きで、自分の性癖をちりばめたオリキャラを一生懸命作っていたところ。この少年はなにか耐えがたい過去を持っていて(!)、世の中なんてこんなものだと絶望しているけれど(!)、やさしくされることで立ち直っていく。ウケたけどわかりみもすごい。たぶん船長のことを一方的に笑い飛ばすような視聴者はいないと思う。自分にもこういうところがあったと思うはず。まあそれを形にしていてしっかりと残っているところが笑えるのだけど。
残念ながら2章の終盤(?)までで実況を終えてしまう。ひょっとしたらギャラリーの期待に応えて続きをプレイするかもしれないけれど、少なくともこの動画の時点では恥ずかしすぎてもう二度とやらないと言っていた。5章だか6章だかまであるらしい(!)。
所々アレなところもあるけれど、意外と高い完成度にみんな驚いていた。友達との共同制作とはいえ高校生でここまで作るのはすごい。それによくまあ公開したと思う。自分も高校生の頃にクエスト「伝説のオウガバトル」を超簡単にしたようなゲームを作り、ノリノリで会話調の説明書を書いて(!)公開したことがあったので刺さった。
船長はネットラジオもやっているだけあってトークもうまい。というかゲーム実況のほうはそれほどでもないと思う。人間ドックの回を視聴してみたけれど、出だしからよどみなくしゃべっていてただものじゃない。
この人、中身はアラサーらしい。設定上、17歳を三周していることになっているのだけど、たまにポロッと本当の年齢をほのめかし、それをごまかそうともせずにサラッと流す。ファンも心得たもので困惑の反応をするのだけどそれも一つのお約束みたいになっている。
ちょっとネットで検索してみたら、どうやら十年以上前からニコニコ生放送で主に声優のものまねを前面に出して活動していたり、芳文社のマンガ雑誌に連載を持っていたプロの元マンガ家でもあるらしい。あくまで推定ではあるけれど確度は高そうだった。少なくとも絵はうまいみたいだし、正社員としてどこかで働いていたとも本人自ら言っている。
声がいい。プロの声優としてもやっていけるんじゃないかと思う。サバサバとしていつつ独特の成分が耳に残る。ちょっとおどけてみせるときの若干舌っ足らずで語尾をちょっと放り出す感じがなんともいえない。それに歌もうまい。
海賊の格好をしたアバターなのでイロモノキャラなのかと思って最初あまり興味を持てなかったけれど、一度視聴したらハマると思うのでぜひ見てみてほしい。