ハードウェア
携帯電話・スマートフォン
Galaxy S20 5G (SC-51A)
Samsung, NTTドコモ
傑作(30点)
2022年8月22日
携帯電話の売上世界一の韓国サムスン電子が同社の2020年のフラッグシップ機Galaxy S20をNTTドコモの廉価ブランドahamo向けに共同でカスタマイズしたモデル。メインストリームの最上位機種にふさわしく5Gに対応し高性能なCPUとカメラを3つ備えるなど高いスペックを維持しながら廉価ブランド向けに価格を抑えている。
LG style3を一年ほど使っていたのだけど、CPUやディスプレイの性能は素晴らしいもののメモリが4GBしかなくてしょっちゅうアプリがスワップアウトして切り替えがもたつくのでストレスを感じ始めた。やはり普段よく使うものはお金をケチってはいけないなと思いつつ、どうにか性能のいい機種を安く手に入れられないかなと思っていたら、ドコモオンラインショップでこのモデルが回線契約なしに買えるというので四万ちょっとぐらいで購入した。よかった。
自分がスマートフォンを選ぶにあたって一番の条件は、まずAndroidであること。なぜならchMateという巨大掲示板(5ch等)の読み書きに便利なアプリがAndroidにしかないから。iPhoneにもtwinkleなどのそれなりに便利なアプリはあるけれど、ツリー表示ができないこととバックアップの管理が難しいこともあって普段使う気になれない。
次に反応がキビキビしていること。国産機は大体動作がもっさりしているので候補に上がらない。やはりSamsungが一番いいと思う。LGも良かったけど、もう撤退している。あと自分は中国製にはそこまで抵抗感はないのだけど、Samsungには劣っていると思う。
他に外せないのは音楽を大量に入れるためにメモリーカードを差せること。自分は普段音楽はデジタルオーディオプレイヤーを別に持つことが多いのだけど、夏場持ち歩くのは一台だけにしたいし、bluetoothで飛ばすんだったらスマホからでもいいというかLDACに対応したデジタルオーディオプレイヤーを持っていないから。
あとはそこまでこだわらないのだけど、自分は電子書籍を読みたいので文字がにじまないようディスプレイの解像度が横1,440ピクセル以上あれば言うことがない。
これらの条件を満たしながら回線契約もなしに新品が4万ちょっとで買えるというのはほんとありがたいことだと思う。
でも実際使ってみると思っていたよりも良かったことと悪かったことがいくつかあった。
良かったのは、リフレッシュレート90hzに対応していること。これによりiPad Proのようなツルッツル(?)のレスポンスが得られる。一度体験すると60hzには戻したくなくなる。ただし解像度を少し落とさないといけない。
解像度は上に書いたように自分の主要な要求スペックの一つだったのだけど、今回からもうどうでもよくなった。というのも、老眼になってきて細かい文字が見づらくなってきたから。マンガも最近はスマホでは見ないので横1,440ピクセルも要らなくなった。
メモリを12GBも搭載しているのでアプリがほとんどスワップアウトしなくなった。やはり瞬時にアプリが切り替わるほうがいいに決まっている。CPUの速さよりもこっちを優先しておくべきだった。
カメラの性能はいいみたいだけど自分はあまり使わないのでよくわからなかった。三種類のカメラが搭載されているみたいで、デジタルじゃないズームできれいに撮れたことぐらいは分かった。
パソコンに専用ソフトをインストールしておくことにより、スマートフォンの環境をパソコン側に表示して操作することができる。chMateを起動すると広い画面で使うことができた。どこまでアプリが対応しているのか知らないけれど、スマホのアプリをパソコンの大画面で操作できるのはとても便利だと思う。だけど普段パソコンにつないで充電したいだけのときもいちいちソフトが立ち上がるのはうっとうしい。
悪かったのは、指紋認証がディスプレイに埋め込まれているタイプのためか精度も反応も悪いこと。以前使っていたLG style3はセンサーが背面にあって最初は違和感を感じていたけれど、慣れてくると気にならなくなったし反応も早かった。それと比べると本機は明らかに劣っている。
ドコモのサービスを使うためのあらかじめインストールされていたアプリを完全に消し去ることができず、なおかつ一部のアプリで使用許諾条件を承諾する必要があったり定期的に通知がきたりする。でも前に使っていたLG style3のようにほぼ決まった時刻に定期的にバイブレーションが5回ぐらい起きるような悪質な動作はしなくなった。
画面は確か有機ELのはずだけど、良くも悪くも自然な色合いでまったく違和感がなかった。以前Galaxy S3~S6を使っていた時は、液晶の機種よりも明らかに濃厚な色合いで良かったものの、ちょっと不自然だなとは思っていた。
充電中にバッテリーの残量が表示され続けるのはなにげにありがたい。液晶だとバックライトを全部光らせる必要があるのに対して、有機ELだと表示エリアを絞ればそんなに消費電力がないので充電中に光らせてもバッテリーの寿命にあまり影響ないのかなと思ったけれど、あくまで想像なので実際のところはどうかよくわからない。
トータルで見て期待を裏切らない素晴らしいスマートフォンだと思う。Galaxyを使ったことがない人は一度使ってみることをおすすめする。おそらく今後も自分は他社より多少高くてもサムスン製を選ぶと思う。ただ、ひょっとしたら次はミドルレンジ機を買う可能性もあり、そっちのグレードの出来がどうなのかは気になるところではある。
LG style3を一年ほど使っていたのだけど、CPUやディスプレイの性能は素晴らしいもののメモリが4GBしかなくてしょっちゅうアプリがスワップアウトして切り替えがもたつくのでストレスを感じ始めた。やはり普段よく使うものはお金をケチってはいけないなと思いつつ、どうにか性能のいい機種を安く手に入れられないかなと思っていたら、ドコモオンラインショップでこのモデルが回線契約なしに買えるというので四万ちょっとぐらいで購入した。よかった。
自分がスマートフォンを選ぶにあたって一番の条件は、まずAndroidであること。なぜならchMateという巨大掲示板(5ch等)の読み書きに便利なアプリがAndroidにしかないから。iPhoneにもtwinkleなどのそれなりに便利なアプリはあるけれど、ツリー表示ができないこととバックアップの管理が難しいこともあって普段使う気になれない。
次に反応がキビキビしていること。国産機は大体動作がもっさりしているので候補に上がらない。やはりSamsungが一番いいと思う。LGも良かったけど、もう撤退している。あと自分は中国製にはそこまで抵抗感はないのだけど、Samsungには劣っていると思う。
他に外せないのは音楽を大量に入れるためにメモリーカードを差せること。自分は普段音楽はデジタルオーディオプレイヤーを別に持つことが多いのだけど、夏場持ち歩くのは一台だけにしたいし、bluetoothで飛ばすんだったらスマホからでもいいというかLDACに対応したデジタルオーディオプレイヤーを持っていないから。
あとはそこまでこだわらないのだけど、自分は電子書籍を読みたいので文字がにじまないようディスプレイの解像度が横1,440ピクセル以上あれば言うことがない。
これらの条件を満たしながら回線契約もなしに新品が4万ちょっとで買えるというのはほんとありがたいことだと思う。
でも実際使ってみると思っていたよりも良かったことと悪かったことがいくつかあった。
良かったのは、リフレッシュレート90hzに対応していること。これによりiPad Proのようなツルッツル(?)のレスポンスが得られる。一度体験すると60hzには戻したくなくなる。ただし解像度を少し落とさないといけない。
解像度は上に書いたように自分の主要な要求スペックの一つだったのだけど、今回からもうどうでもよくなった。というのも、老眼になってきて細かい文字が見づらくなってきたから。マンガも最近はスマホでは見ないので横1,440ピクセルも要らなくなった。
メモリを12GBも搭載しているのでアプリがほとんどスワップアウトしなくなった。やはり瞬時にアプリが切り替わるほうがいいに決まっている。CPUの速さよりもこっちを優先しておくべきだった。
カメラの性能はいいみたいだけど自分はあまり使わないのでよくわからなかった。三種類のカメラが搭載されているみたいで、デジタルじゃないズームできれいに撮れたことぐらいは分かった。
パソコンに専用ソフトをインストールしておくことにより、スマートフォンの環境をパソコン側に表示して操作することができる。chMateを起動すると広い画面で使うことができた。どこまでアプリが対応しているのか知らないけれど、スマホのアプリをパソコンの大画面で操作できるのはとても便利だと思う。だけど普段パソコンにつないで充電したいだけのときもいちいちソフトが立ち上がるのはうっとうしい。
悪かったのは、指紋認証がディスプレイに埋め込まれているタイプのためか精度も反応も悪いこと。以前使っていたLG style3はセンサーが背面にあって最初は違和感を感じていたけれど、慣れてくると気にならなくなったし反応も早かった。それと比べると本機は明らかに劣っている。
ドコモのサービスを使うためのあらかじめインストールされていたアプリを完全に消し去ることができず、なおかつ一部のアプリで使用許諾条件を承諾する必要があったり定期的に通知がきたりする。でも前に使っていたLG style3のようにほぼ決まった時刻に定期的にバイブレーションが5回ぐらい起きるような悪質な動作はしなくなった。
画面は確か有機ELのはずだけど、良くも悪くも自然な色合いでまったく違和感がなかった。以前Galaxy S3~S6を使っていた時は、液晶の機種よりも明らかに濃厚な色合いで良かったものの、ちょっと不自然だなとは思っていた。
充電中にバッテリーの残量が表示され続けるのはなにげにありがたい。液晶だとバックライトを全部光らせる必要があるのに対して、有機ELだと表示エリアを絞ればそんなに消費電力がないので充電中に光らせてもバッテリーの寿命にあまり影響ないのかなと思ったけれど、あくまで想像なので実際のところはどうかよくわからない。
トータルで見て期待を裏切らない素晴らしいスマートフォンだと思う。Galaxyを使ったことがない人は一度使ってみることをおすすめする。おそらく今後も自分は他社より多少高くてもサムスン製を選ぶと思う。ただ、ひょっとしたら次はミドルレンジ機を買う可能性もあり、そっちのグレードの出来がどうなのかは気になるところではある。