映画、テレビ番組、舞台芸術
バラエティ番組
#01【ウィッチャー3 ワイルドハント】へい!我こそはゲラルト王覇山ぉ! 【The Witcher 3: Wild Hunt/完全初見/葉山舞鈴/にじさんじ】
葉山舞鈴 / Ohayama Ch. (YouTube 2022.4.18)
まあまあ(10点)
2023年1月19日
マリンスポーツが好きな南国少女のアバターをかぶって動画サイトYouTubeでゲーム実況をしている「にじさんじ」所属のVTuberである葉山舞鈴(マリン)が、世界的に大ヒットしたオープンワールドRPGのThe Witcher 3: Wild Huntをプレイした配信。
海外で非常に人気のあるこの作品がセールで安くなっていたので買ってみたのだけど、すぐに遊ぶ気にはなれなくて積んでいた。2022年のブラックフライデーセールは期待していた作品が安くならなかったり割引率が渋かったりしたので、とりあえず積みゲーから消化しようということでこいつを3時間ちょっとプレイしたものの、本当にこんな遊び方でいいんだろうかと不安になり、誰かのゲーム実況を見てみようと思って探してみたらこれがヒットしたので見てみた。まあまあおもしろかった。
ウィッチャー3といえばポーランドのゲームソフトハウスCD Projekt REDというところが開発したらしいのだけど、最近では「サイバーパンク2077」というタイトルが大コケしたことでネットニュースをにぎわせた。逆に言うとウィッチャー3がおもしろすぎたがゆえに過度に期待が高まったのだと思う。
このゲームの最大の特徴は原作があるということ。主人公はリヴィアのゲラルトという名の「ウィッチャー」で、「ウィッチャー」とは銀髪が特徴の特殊な一族で冒険者みたいなことを生業にしており人々からはあまり好かれていない。システム的な自由度は高いもののストーリーは大筋では固まっており、プレイヤーはゲラルトとして振舞い冒険する。
グラフィックスが非常にきれいで、少しエロいシーンもある。それを事前に知らされていた葉山は、エロシーンが出てきたときのために工事中の看板のような雑なマスク画像を用意してホットキーで切り替えられるようにしており、場違いな音楽も流れるようになっていて、なんかそれだけで笑ってしまった。特に葉山はアホな子供みたいな外見をしており、いつも口をあけたまぬけづら(?)でゲームをしているので、それなのに細かく気を遣おうとしているのがウケた。
こいつゲームうまい。最初の村でのクエストの一つでヌーンレイスという幽霊と戦うのがあって、こりゃやられそうだなと思って見ていたらちゃんと剣と魔法を駆使して倒してしまった。このゲーム、最初から五種類の補助魔法が使え、敵によって魔法を使い分けながら剣で戦わなくてはならない。いわば魔法剣士のような戦い方を求められる。リスナーからのコメントを参考にしつつ自己流でうまいことやっていた。
多少方向音痴なところは見せたものの、クエストもサクサクと進めていき、カードゲームもそれなりに理解できていたみたいだし、このゲームでの最初の配信としては十分なところまで進んだと思う。リスナーの言いなりにもならず、そのせいでやたらと買い物をしすぎてリスナーからはちょっと心配されていたけれどウケも取っていた。
ちなみにこのカードゲームのルールを自分はよく分かっていなかったのだけど、リスナーからのコメントを読んでいたら大体理解することができた。助かる。ほかにも、村の掲示板に貼られている依頼書は、すぐに依頼を受けるわけでなくても基本的には全部引きはがしていいというコメントがあってためになった(ワザップ(ウソ技)かもしれないけど)。手に入れた依頼書はいつでも見られるようになるし、クエストは別途ジャーナル形式で管理される。
この葉山舞鈴がどういうVTuberなのかちょっと調べてみたら色々と事件があったことが分かった。なかでもフロムソフトウェア「エルデンリング」という比較的難易度の高いゲームを短剣だけで攻略していくことを自らに課してプレイしていたときに、一部のリスナーから非難されたことを受けて、謝罪と自分のやり方についての丁寧な説明をTwitterに上げていた。正直読んで震えた。あれだけなにも考えてなさそうなアホの子っぽい子がこれだけ真剣に、かつこんなに読みやすくて整った文章を書くことに驚いた(スタッフが書いたんか?)。サイゲームス「シャドウバース」という頭を使うカードゲームも好きみたいなので、こう見えて頭はいいのかもしれない。
にしてもVTuberってどうしてこうメンタルがやられやすいんだろう。非難してくるリスナーなんて一部なんだし、普通は擁護のコメントというかリスナー同士は喧嘩するなというルールなので配信に対してポジティブな発言をすることで非難を打ち消そうとする人の方が多いものなんだけど、それでも少数の意見がグサグサと刺さってしまうんだろうか。非難がまったくの的外れではなくて自覚があるからこそこたえてしまうんだろうか。
アバターの肌の色が最初は目に見えて褐色だったのが徐々に白くなっていったことでも知られているらしい。そういえば昔ネットニュースで見たような気がした。
と紹介してきたけどトークがそこまでおもしろいわけではなく、すっとぼけたプレイをしながら大作ゲームを長時間かけて攻略していくタイプの配信者みたいだった。ちょっと好きになったけれど他の配信も見てみようという気にはならなかった。
ただ、キャラコン(キャラクターコントロール)はうまいので、方向音痴やあまり考えずにお金を使いすぎるのはご愛敬として、少なくともアクションで沼ることはないと思う。長時間配信が持ち味みたいなので、のんびりと高難度ゲームの実況を楽しみたい人にはいいかもしれない。
海外で非常に人気のあるこの作品がセールで安くなっていたので買ってみたのだけど、すぐに遊ぶ気にはなれなくて積んでいた。2022年のブラックフライデーセールは期待していた作品が安くならなかったり割引率が渋かったりしたので、とりあえず積みゲーから消化しようということでこいつを3時間ちょっとプレイしたものの、本当にこんな遊び方でいいんだろうかと不安になり、誰かのゲーム実況を見てみようと思って探してみたらこれがヒットしたので見てみた。まあまあおもしろかった。
ウィッチャー3といえばポーランドのゲームソフトハウスCD Projekt REDというところが開発したらしいのだけど、最近では「サイバーパンク2077」というタイトルが大コケしたことでネットニュースをにぎわせた。逆に言うとウィッチャー3がおもしろすぎたがゆえに過度に期待が高まったのだと思う。
このゲームの最大の特徴は原作があるということ。主人公はリヴィアのゲラルトという名の「ウィッチャー」で、「ウィッチャー」とは銀髪が特徴の特殊な一族で冒険者みたいなことを生業にしており人々からはあまり好かれていない。システム的な自由度は高いもののストーリーは大筋では固まっており、プレイヤーはゲラルトとして振舞い冒険する。
グラフィックスが非常にきれいで、少しエロいシーンもある。それを事前に知らされていた葉山は、エロシーンが出てきたときのために工事中の看板のような雑なマスク画像を用意してホットキーで切り替えられるようにしており、場違いな音楽も流れるようになっていて、なんかそれだけで笑ってしまった。特に葉山はアホな子供みたいな外見をしており、いつも口をあけたまぬけづら(?)でゲームをしているので、それなのに細かく気を遣おうとしているのがウケた。
こいつゲームうまい。最初の村でのクエストの一つでヌーンレイスという幽霊と戦うのがあって、こりゃやられそうだなと思って見ていたらちゃんと剣と魔法を駆使して倒してしまった。このゲーム、最初から五種類の補助魔法が使え、敵によって魔法を使い分けながら剣で戦わなくてはならない。いわば魔法剣士のような戦い方を求められる。リスナーからのコメントを参考にしつつ自己流でうまいことやっていた。
多少方向音痴なところは見せたものの、クエストもサクサクと進めていき、カードゲームもそれなりに理解できていたみたいだし、このゲームでの最初の配信としては十分なところまで進んだと思う。リスナーの言いなりにもならず、そのせいでやたらと買い物をしすぎてリスナーからはちょっと心配されていたけれどウケも取っていた。
ちなみにこのカードゲームのルールを自分はよく分かっていなかったのだけど、リスナーからのコメントを読んでいたら大体理解することができた。助かる。ほかにも、村の掲示板に貼られている依頼書は、すぐに依頼を受けるわけでなくても基本的には全部引きはがしていいというコメントがあってためになった(ワザップ(ウソ技)かもしれないけど)。手に入れた依頼書はいつでも見られるようになるし、クエストは別途ジャーナル形式で管理される。
この葉山舞鈴がどういうVTuberなのかちょっと調べてみたら色々と事件があったことが分かった。なかでもフロムソフトウェア「エルデンリング」という比較的難易度の高いゲームを短剣だけで攻略していくことを自らに課してプレイしていたときに、一部のリスナーから非難されたことを受けて、謝罪と自分のやり方についての丁寧な説明をTwitterに上げていた。正直読んで震えた。あれだけなにも考えてなさそうなアホの子っぽい子がこれだけ真剣に、かつこんなに読みやすくて整った文章を書くことに驚いた(スタッフが書いたんか?)。サイゲームス「シャドウバース」という頭を使うカードゲームも好きみたいなので、こう見えて頭はいいのかもしれない。
にしてもVTuberってどうしてこうメンタルがやられやすいんだろう。非難してくるリスナーなんて一部なんだし、普通は擁護のコメントというかリスナー同士は喧嘩するなというルールなので配信に対してポジティブな発言をすることで非難を打ち消そうとする人の方が多いものなんだけど、それでも少数の意見がグサグサと刺さってしまうんだろうか。非難がまったくの的外れではなくて自覚があるからこそこたえてしまうんだろうか。
アバターの肌の色が最初は目に見えて褐色だったのが徐々に白くなっていったことでも知られているらしい。そういえば昔ネットニュースで見たような気がした。
と紹介してきたけどトークがそこまでおもしろいわけではなく、すっとぼけたプレイをしながら大作ゲームを長時間かけて攻略していくタイプの配信者みたいだった。ちょっと好きになったけれど他の配信も見てみようという気にはならなかった。
ただ、キャラコン(キャラクターコントロール)はうまいので、方向音痴やあまり考えずにお金を使いすぎるのはご愛敬として、少なくともアクションで沼ることはないと思う。長時間配信が持ち味みたいなので、のんびりと高難度ゲームの実況を楽しみたい人にはいいかもしれない。