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【 #ホロライブポンコツ麻雀部 】こちら、実況&解説席となっております【神視点】
Mio Channel 大神ミオ (YouTube 2023.3.2)
まあまあ(10点)
2023年4月1日
狼の女の子のアバターをかぶって動画サイトYouTubeでゲーム実況などのアイドル活動をしているホロライブ所属VTuberの大神ミオが、ルールを知らない完全初心者同士の麻雀を実況した配信。解説として同じくメンバーの博衣こよりを呼んでいる。
こういうのをいわゆる「ミリしら」と言って、なにかについて「1ミリも知らない」人が知ったかぶりをして適当なことをするのが笑えるということで楽しむコンテンツらしい。ゲームの場合、本気でやるのが一番楽しいわけだけど、逆になんにも知らないでやっているのもそれはそれでおもしろい。特に今回は麻雀ということで、やったことある人なら誰もが通る道をなぞっている。
東風戦つまり親が一巡するまでの間に得点を競うルールでやっていたのだけど、なんと最初はルールをまったく教えない状態でやっていてびっくりした。これ大丈夫か?と思ったらネット麻雀なのでアシスト機能がついており、どの牌を捨てたらいいのか候補を表示してくれるほか、ポンとかチーとか鳴けるときはいちいち聞いてきてくれるのでその指示に従っていれば上がりへと向かっていくのだった。
麻雀を知らない人のために簡単に説明すると、麻雀はカードゲームみたいに手札ならぬ手牌があって、自分の番になると山から一つとってきて代わりに要らない牌を捨てる。手牌を上がりの形に持っていけば上がることができて得点が得られるのだけど、役を作らないと上がれない。当然そんなこともメンバーは知らないので、システムの案内に従って鳴いているうちに役がなくて上がれなくて首を傾げていた。
これ多分自分だったら立直かタンヤオぐらいは事前に説明しておくと思うんだけど、それが正解なのかどうか正直自信ない。だって麻雀って何も知らない人からするとルールが複雑すぎて一度に全部説明しても理解しきれなさそうだから。まずはゲームの流れを理解するということで今回これで良かったんじゃないかと思った。
主催者のスバルは普段鋭いツッコミをするのだけど、今回はそもそも麻雀のルールを知らないので、なにに対して突っ込めばいいのか分からなくて自虐的になっていた。でもいきなりラミィから倍満を上がっていてウケたw スバルはなにも高度なことはやっていなかったんだけど、たまたまドラ(持っているだけで上がったときの得点が跳ね上がる牌)をたくさん持っていたので大量得点となった。わけの分からないまま点を奪われたラミィw いつものボヤき節がかわいかった。
ドラは毎局違うものに変わるのだけど、今回はそれとは別に常時ドラとなる特殊な牌が使われていた。定番の5を赤く塗った赤牌以外にも追加されていて、分かりやすいように背景が黄色く塗られていたのだけど、それがなんだか分からないのでメンバー全員「カレー」と呼んでいて笑った。あとで「カレー」がドラだと教えてもらったときに、さくらみこが「なんだドライカレーか」と言っていたのがクスリときた。
さくらみこが偶然「対々和」で上がったところでリスナーが大盛り上がりしていた。これルールを知らない面子ならではだと思う。本人もなんで上がれたのか分からない顔をしていたのがウケた。
トランプと同じように数字の牌には三種類のマークがあって、「萬子」には漢数字が、「筒子」「索子」にはそれぞれ真ん丸マークと棒のマークがその個数分だけ描かれているのだけど、「索子」の1の牌にはなぜか鳥が描かれていてわかりにくい。ちょうど歯医者帰りで麻酔の切れていない姫森ルーナが普段よりユルい声で牌の並びを見てまじめに推理していたのがウケた。これ牌を自動的に並べ替えてくれるコンピュータ麻雀だからよかったけど、実物の牌でやっていたら「索子」の1が行方不明と思うかもしれない。「索子」の8もみんな「M」だと言っていた。
東風戦が一回終わったあとでやっと解説の博衣こよりが麻雀の簡単なルールを説明した。上がりの基本形(3,3,3,3,2)を教えた上で、鳴かないで(チーとかポンとかせずに)あと一枚で上がれるときに立直を宣言したらそれが役になって上がれるのだと教えていた。
また、鳴いても上がれる役として、先の対戦でみこが上がった「対々和」だけ教えていた。刻子つまり同じ牌を三つずつ集めて上がる役なので、ポンで鳴きまくったら割と簡単に上がれる。でもここはまずタンヤオ(断一九つまり1と9と字牌を使わずに上がる役)を教えておくべきだったと思う。あ、でもそれだとタンヤオばっかになっておもしろくなくなっちゃうのかな。
つづいて二戦目が行われた。みんな基本的に鳴くのを我慢して立直を目指すか、ポンを繰り返して対々和を目指すようになった。全然上がれなかったラミィも最後に上がることができて、こよりが「焼き鳥回避」という麻雀スラングを言っていた。
大神ミオの初心者を生あたたかく見守る実況がおもしろかった。初心者にありがちな思考を推測してわざわざ説明しているのがジワる。ミオはゲラつまりよく笑うので見ているこっちも誘われて笑ってしまう。
解説の博衣こよりは麻雀ガチ勢(?)で、中の人(?)も含めて定期的に大会にも出ているらしい。去年のホロライブの麻雀大会ではMCをやっていた。理系だけあって理屈で説明してくれるのでわかりやすいし、ミオと一緒によく笑うので終始いい雰囲気だった。
今回一番引っかかったのは、ルールを知らないで遊んでいる側のスバルが仕切っていたことだった。スバルは主催者なんだけどあきらかにボケ側にいるので違和感があった。仕切るのは実況や解説に任せるべきだったと思う。AmongUsコラボで主催者のさくらみこがMCをこよりに任せていたのは大正解ムーブだったんだなと思い返した。だってあからさまにおもちゃのように扱われるみこが仕切っていたらおかしかっただろうから。
ついでに言うとAmongUsはなんと公式がホロライブとコラボしてメンバーのスキンを発売したのだけど、その中に最重要人物さくらみこが含まれていなかったのは謎すぎた。動物で揃えたかったからじゃないかと言われていたけれど、それじゃマリンやムーナやアメリアが含まれている理由にならない。さくらみこの巫女というキャラがなんなのか分かっていなかったのか、スキンとしての分かりやすさを優先してしまったのかもしれない。この一件が影響したのか、ホロライブの中でAmongUsが下火になってしまったように思う。
というわけで、麻雀経験者の人ならかわいいアニメの女の子たちがいろいろと勘違いしながら手探りで麻雀をやっている様子をながめて楽しめるし、麻雀を知らない人も一緒になって考えながら麻雀というものを知るきっかけにもなると思うので、時間のある人は見てみるといいと思う。
こういうのをいわゆる「ミリしら」と言って、なにかについて「1ミリも知らない」人が知ったかぶりをして適当なことをするのが笑えるということで楽しむコンテンツらしい。ゲームの場合、本気でやるのが一番楽しいわけだけど、逆になんにも知らないでやっているのもそれはそれでおもしろい。特に今回は麻雀ということで、やったことある人なら誰もが通る道をなぞっている。
東風戦つまり親が一巡するまでの間に得点を競うルールでやっていたのだけど、なんと最初はルールをまったく教えない状態でやっていてびっくりした。これ大丈夫か?と思ったらネット麻雀なのでアシスト機能がついており、どの牌を捨てたらいいのか候補を表示してくれるほか、ポンとかチーとか鳴けるときはいちいち聞いてきてくれるのでその指示に従っていれば上がりへと向かっていくのだった。
麻雀を知らない人のために簡単に説明すると、麻雀はカードゲームみたいに手札ならぬ手牌があって、自分の番になると山から一つとってきて代わりに要らない牌を捨てる。手牌を上がりの形に持っていけば上がることができて得点が得られるのだけど、役を作らないと上がれない。当然そんなこともメンバーは知らないので、システムの案内に従って鳴いているうちに役がなくて上がれなくて首を傾げていた。
これ多分自分だったら立直かタンヤオぐらいは事前に説明しておくと思うんだけど、それが正解なのかどうか正直自信ない。だって麻雀って何も知らない人からするとルールが複雑すぎて一度に全部説明しても理解しきれなさそうだから。まずはゲームの流れを理解するということで今回これで良かったんじゃないかと思った。
主催者のスバルは普段鋭いツッコミをするのだけど、今回はそもそも麻雀のルールを知らないので、なにに対して突っ込めばいいのか分からなくて自虐的になっていた。でもいきなりラミィから倍満を上がっていてウケたw スバルはなにも高度なことはやっていなかったんだけど、たまたまドラ(持っているだけで上がったときの得点が跳ね上がる牌)をたくさん持っていたので大量得点となった。わけの分からないまま点を奪われたラミィw いつものボヤき節がかわいかった。
ドラは毎局違うものに変わるのだけど、今回はそれとは別に常時ドラとなる特殊な牌が使われていた。定番の5を赤く塗った赤牌以外にも追加されていて、分かりやすいように背景が黄色く塗られていたのだけど、それがなんだか分からないのでメンバー全員「カレー」と呼んでいて笑った。あとで「カレー」がドラだと教えてもらったときに、さくらみこが「なんだドライカレーか」と言っていたのがクスリときた。
さくらみこが偶然「対々和」で上がったところでリスナーが大盛り上がりしていた。これルールを知らない面子ならではだと思う。本人もなんで上がれたのか分からない顔をしていたのがウケた。
トランプと同じように数字の牌には三種類のマークがあって、「萬子」には漢数字が、「筒子」「索子」にはそれぞれ真ん丸マークと棒のマークがその個数分だけ描かれているのだけど、「索子」の1の牌にはなぜか鳥が描かれていてわかりにくい。ちょうど歯医者帰りで麻酔の切れていない姫森ルーナが普段よりユルい声で牌の並びを見てまじめに推理していたのがウケた。これ牌を自動的に並べ替えてくれるコンピュータ麻雀だからよかったけど、実物の牌でやっていたら「索子」の1が行方不明と思うかもしれない。「索子」の8もみんな「M」だと言っていた。
東風戦が一回終わったあとでやっと解説の博衣こよりが麻雀の簡単なルールを説明した。上がりの基本形(3,3,3,3,2)を教えた上で、鳴かないで(チーとかポンとかせずに)あと一枚で上がれるときに立直を宣言したらそれが役になって上がれるのだと教えていた。
また、鳴いても上がれる役として、先の対戦でみこが上がった「対々和」だけ教えていた。刻子つまり同じ牌を三つずつ集めて上がる役なので、ポンで鳴きまくったら割と簡単に上がれる。でもここはまずタンヤオ(断一九つまり1と9と字牌を使わずに上がる役)を教えておくべきだったと思う。あ、でもそれだとタンヤオばっかになっておもしろくなくなっちゃうのかな。
つづいて二戦目が行われた。みんな基本的に鳴くのを我慢して立直を目指すか、ポンを繰り返して対々和を目指すようになった。全然上がれなかったラミィも最後に上がることができて、こよりが「焼き鳥回避」という麻雀スラングを言っていた。
大神ミオの初心者を生あたたかく見守る実況がおもしろかった。初心者にありがちな思考を推測してわざわざ説明しているのがジワる。ミオはゲラつまりよく笑うので見ているこっちも誘われて笑ってしまう。
解説の博衣こよりは麻雀ガチ勢(?)で、中の人(?)も含めて定期的に大会にも出ているらしい。去年のホロライブの麻雀大会ではMCをやっていた。理系だけあって理屈で説明してくれるのでわかりやすいし、ミオと一緒によく笑うので終始いい雰囲気だった。
今回一番引っかかったのは、ルールを知らないで遊んでいる側のスバルが仕切っていたことだった。スバルは主催者なんだけどあきらかにボケ側にいるので違和感があった。仕切るのは実況や解説に任せるべきだったと思う。AmongUsコラボで主催者のさくらみこがMCをこよりに任せていたのは大正解ムーブだったんだなと思い返した。だってあからさまにおもちゃのように扱われるみこが仕切っていたらおかしかっただろうから。
ついでに言うとAmongUsはなんと公式がホロライブとコラボしてメンバーのスキンを発売したのだけど、その中に最重要人物さくらみこが含まれていなかったのは謎すぎた。動物で揃えたかったからじゃないかと言われていたけれど、それじゃマリンやムーナやアメリアが含まれている理由にならない。さくらみこの巫女というキャラがなんなのか分かっていなかったのか、スキンとしての分かりやすさを優先してしまったのかもしれない。この一件が影響したのか、ホロライブの中でAmongUsが下火になってしまったように思う。
というわけで、麻雀経験者の人ならかわいいアニメの女の子たちがいろいろと勘違いしながら手探りで麻雀をやっている様子をながめて楽しめるし、麻雀を知らない人も一緒になって考えながら麻雀というものを知るきっかけにもなると思うので、時間のある人は見てみるといいと思う。