ハードウェア
オーディオ・ビジュアル
Clear force Light 3.5φ Slim body double 4.4φ
ORB
まあまあ(10点)
2024年1月6日
日本の産業機器メーカーORBによるヘッドホンの交換用ケーブル。独自に開発した純銅導体ケーブルflexC4を使用することにより、美しい外観と高い音質を両立したとのこと。
去年beyerdynamic T1 2nd generationなどを買ったときのポイントが四千数百ほどティアックストアに残っていたのだけど、ティアックがbeyerdynamicの代理店をやめたので欲しいものがなくなってしまった。そこで、KOSSのヘッドホンと迷った末にこっちのORBのケーブルを買ってみた。まあまあだった。
いわゆるリケーブルのメーカーって怪しいイメージが強くて、さらにこういうものは好みにも左右されるため、事前にいろいろネットで調べて考えた上で決めた。自分が選んだのは製品名にLightがついていることから分かるように廉価版で、初めてのメーカーなのでまずは慎重にいった。定価は一万円ぐらいで、ポイントを引いた上でさらに年末のクーポンコードを使用して大体四千数百円ぐらいで買えた。
開封してみたらうたっていたとおりケーブルが美しかった。黒いツヤ消しで少しグレーがかった縞々だった。sennheiser IE800のケーブルに質感が似ていた。なのでタッチノイズがありそうだなと思って試してみたらまったくなかった。タッチノイズというのは要するに糸電話の糸を途中で触ったら紙コップから雑音が聞こえるようなもので、固くて遊びのないケーブルを触ると起こる現象なのだけど、ちゃんとどこかで振動を逃がしているようだった。
肝心の音はというと、一聴したときに音に張りのようなものを感じたので少し驚いたのだけど、しばらく聴いているうちにそうでもないなと思い直した。普段はbeyerdynamicの純正ケーブルを使っているのでそっちに戻して聞いてみたらやっぱりこっちのほうがよかった。純正ケーブルのほうが情報量が多い気がする。
ヘッドホンは同社のAventhoを使い、アンプはifi audio micro iDSD Diabloで鳴らしてみた。beyerdynamicの音は高域がザクザクと気持ちよくノイズ成分を聴かせてくれるのが特徴だと思うんだけど、ORBのこのケーブルは純銅製ということもあり中低域に強みのあるケーブルなのかも。今回買ってみて品質の良さを感じたので、そのうち機会があれば上位グレードのケーブルを買うのもアリかなと思った。
ちょっと調べてみたらこのブランド、社内のオーディオサークルから始まったらしい。産業用機械が本業みたいなので基礎がしっかりしてそう(個人の感想です)。少なくとも実用上問題ない造りにはなっていると思う。
本当はbeyerdynamicが純正で4.4mmのケーブルを出してくれるのが一番いいんだけど、なぜかまったく出ない。その点ORBのケーブルは豊富な端子に対応している。ただし、今回買ったケーブルも受注生産で届くまでに二週間以上かかった。10営業日と書いてあるとおりだった。
ケーブルって高いなあとは思うけど、自分でコネクタや導線を買ってはんだ付けするのもかったるいし、プロに任せたらこのぐらい掛かってもしょうがないのかなと思う。特に4.4mmのPENTACONNのプラグはやたら高い。
ワイヤレスイヤホンなんて使う人が増えて市場が広がりどんどんコストパフォーマンスが良くなっていっているのに、こういう有線のヘッドホンは使う人がどんどん減っているのでますますニッチなものになり値段が高止まりしている。なんでみんないい音で聴きたがらないんだろうと不思議でしょうがないんだけど、彼らからするとなんでいつまでも紐のついたヘッドホンなんて使っているんだろうと奇異の目で見ているのかもしれない。
とかなんとか言っておいて自分はBluetoothレシーバーをよく使っていたりするw
ケーブルだけで一万円近くするという普通の人からすれば頭のおかしい製品なのかもしれないけど、少なくとも工業製品としてはよくできていると思うので、このメーカーの製品も候補にいれてみていいんじゃないだろうか。
去年beyerdynamic T1 2nd generationなどを買ったときのポイントが四千数百ほどティアックストアに残っていたのだけど、ティアックがbeyerdynamicの代理店をやめたので欲しいものがなくなってしまった。そこで、KOSSのヘッドホンと迷った末にこっちのORBのケーブルを買ってみた。まあまあだった。
いわゆるリケーブルのメーカーって怪しいイメージが強くて、さらにこういうものは好みにも左右されるため、事前にいろいろネットで調べて考えた上で決めた。自分が選んだのは製品名にLightがついていることから分かるように廉価版で、初めてのメーカーなのでまずは慎重にいった。定価は一万円ぐらいで、ポイントを引いた上でさらに年末のクーポンコードを使用して大体四千数百円ぐらいで買えた。
開封してみたらうたっていたとおりケーブルが美しかった。黒いツヤ消しで少しグレーがかった縞々だった。sennheiser IE800のケーブルに質感が似ていた。なのでタッチノイズがありそうだなと思って試してみたらまったくなかった。タッチノイズというのは要するに糸電話の糸を途中で触ったら紙コップから雑音が聞こえるようなもので、固くて遊びのないケーブルを触ると起こる現象なのだけど、ちゃんとどこかで振動を逃がしているようだった。
肝心の音はというと、一聴したときに音に張りのようなものを感じたので少し驚いたのだけど、しばらく聴いているうちにそうでもないなと思い直した。普段はbeyerdynamicの純正ケーブルを使っているのでそっちに戻して聞いてみたらやっぱりこっちのほうがよかった。純正ケーブルのほうが情報量が多い気がする。
ヘッドホンは同社のAventhoを使い、アンプはifi audio micro iDSD Diabloで鳴らしてみた。beyerdynamicの音は高域がザクザクと気持ちよくノイズ成分を聴かせてくれるのが特徴だと思うんだけど、ORBのこのケーブルは純銅製ということもあり中低域に強みのあるケーブルなのかも。今回買ってみて品質の良さを感じたので、そのうち機会があれば上位グレードのケーブルを買うのもアリかなと思った。
ちょっと調べてみたらこのブランド、社内のオーディオサークルから始まったらしい。産業用機械が本業みたいなので基礎がしっかりしてそう(個人の感想です)。少なくとも実用上問題ない造りにはなっていると思う。
本当はbeyerdynamicが純正で4.4mmのケーブルを出してくれるのが一番いいんだけど、なぜかまったく出ない。その点ORBのケーブルは豊富な端子に対応している。ただし、今回買ったケーブルも受注生産で届くまでに二週間以上かかった。10営業日と書いてあるとおりだった。
ケーブルって高いなあとは思うけど、自分でコネクタや導線を買ってはんだ付けするのもかったるいし、プロに任せたらこのぐらい掛かってもしょうがないのかなと思う。特に4.4mmのPENTACONNのプラグはやたら高い。
ワイヤレスイヤホンなんて使う人が増えて市場が広がりどんどんコストパフォーマンスが良くなっていっているのに、こういう有線のヘッドホンは使う人がどんどん減っているのでますますニッチなものになり値段が高止まりしている。なんでみんないい音で聴きたがらないんだろうと不思議でしょうがないんだけど、彼らからするとなんでいつまでも紐のついたヘッドホンなんて使っているんだろうと奇異の目で見ているのかもしれない。
とかなんとか言っておいて自分はBluetoothレシーバーをよく使っていたりするw
ケーブルだけで一万円近くするという普通の人からすれば頭のおかしい製品なのかもしれないけど、少なくとも工業製品としてはよくできていると思うので、このメーカーの製品も候補にいれてみていいんじゃないだろうか。