GeForce 4 シリーズの一番安くてコストパフォーマンスに優れていた一品。メモリも 128MB 積んでいて当時二万円だった。

ラインナップが一新されてミッドシップとして出た FX5600 よりも実際のゲームでは速く、苦肉の策として出した FX5900XT もコストパフォーマンス的には及ばなかったため、nVidia の名チップとして名を残した反面、その後の一時期の凋落を浮き彫りにしてしまった。

私が買ったのは Albatron のもので、おそらくリファレンスデザインに従った普通のものだと思う。Gigabyte 出身の人々が立ち上げたという新興メーカー Albatron にとってはスタートダッシュに大いに貢献した製品だと思う。

余談だがいまの VGA はどんどん値段が上がる一方だ。私としては、二万円でこれだけ動いてくれるのが当然だと思っている。よくよく考えるとまだ買ってから二年ぐらいしか経っていないし。