とても小さな車が、台所や机の上に食器や文房具などで作られた箱庭のようなコースを走るレーシングゲーム。

海外の会社が開発したものをナムコが移植したのだと思う。詳しくは知らない。

基本的にラジコンを操作する感覚のレースゲームになっている。なにしろ車といいコースといい素晴らしい完成度だ。かわいくてコミカルで最高。私はまさにこういうレースゲームを待っていたという感じだった。さして評判になっていなかったゲームなのにも関わらず、私は即座に買ってきて遊んだ。

ただ、弱点があった。コースを覚えるのが苦痛だった。大抵のレースゲームは、全然コースを知らなくても走って楽しめる。しかしこのゲームは、コースをある程度覚えなくてはまったく楽しめない。というのは、画面に表示される範囲が狭く、固定視点で先が見えにくい。低速な車種を使ったコースならまだいいが、高速な車種を使ったコースだと気を抜くとあっというまに壁にぶつかってしまう。そんなシビアさが、このゲームを微妙にしたと思う。

うーん。とてもいいゲームなんだけどね。完成度の高さといったらない。コース設計が絶妙で、毎コース毎コース楽しませてくれる。かなり色んなコースがあって早々飽きることはない。ちゃんと集中力を持って、毎コース毎コースしっかり覚えて攻略しようという気持ちを持っていられれば、最高に面白いレースゲームだと思う。

ただ、すべての人に薦められないところはマイナス点だなぁ。うーん。このゲームはプレステの頃に出たので、現在の技術でもっとなんとかならないだろうか。画面の大きさがもっと大きくならないと厳しいだろうなぁ。残念。