評 review の RSS
評 review の静的版 とその ziptar.gz
表 top
評 reviews
称 about us

評への評の作成

あなたの名前 
あなたのメール 
 未登録またはログインしないままで評を書くと、その評は登録者によって書き換えられたり、準管理者によって削除されたりする可能性があります。 
トロンと携帯電話
日本のソフトウェア技術は遅れている、というのは誤解だというのをパソコンではなくトロンと携帯電話を例に主張した短文。どうもいまいちな感じ。

まず、あの悪名高いシグマ計画にトロンが採用されていれば、日本人が日本人のためのパソコンを作ることができたはずだ、と言っているあたりからおかしい。こんな公共事業が成功するはずがなかったのだ。

携帯電話がパソコンより普及したのは、かな入力の方式によるものだと言っている。ほとんどのパソコンのキーボードにかな文字が印刷されているのを作者は知らないのだろうか。

一方、日本の携帯電話のようなやりかたでアルファベットを打つのは向いていない、と指摘しているが、果たしてそうなのだろうか。ノキアとかエリクソンなどの外国の携帯電話サービスがどうなっているのか知らないが、入力方法ぐらいは現地のやり方にしてやれば何の問題もないのではないだろうか。

組み込み機器での日本のソフトウェアの優秀性を挙げているが、これは作者がコンピュータシステム会社の社長をやっているとは思えない言葉である。組み込み機器のプログラムは、複雑だとはいえ、程度が知れている。マイクロソフトやオラクルなどの作るソフトウェアとは次元の違うものである。どちらが高度かというのは置いておいても、ソフトウェア技術として将来性がある部分は日本の弱い点である。

トロントロンと騒がれるが、トロンは OS の規格のようなものであり、OS それ自体ではない。だから、組み込み用のトロン間でソフトウェアの互換性があるわけではない。トロンという考え方自体は Linux の先を行っているかもしれないが、トロンがウィンドウズより普及していることにはさしたる意味はない。
題名*
 コメントを一言で要約して題をつけて入力してください。 
中身*
 必ず日本語を入れてください(SPAM対策)。 
 コメントを書いてください。 
評価 *
 この事物に明確な評価を与えてください。現在のところ 最高(+50) 傑作(+30) まあまあ(+10) いまいち(-10) 駄作(-30) 最低(-50) の六段階評価となっています。0 つまり平凡だという評価を下すことはできませんが、省略することもできます。 


確認画面(プレビュー)があります

Copyright © manuke.com 2002-2024 All rights reserved.