ハードウェア
パソコン
GV-BCTV5/PCI
I-O DATA
まあまあ(10点)
2002年11月15日
いま流行りのTVチューナー・ビデオキャプチャカード。ただしソフトウェアエンコーディングの安価版。リモコン付きで 14,980円くらいで購入。
普通にテレビが見れる。普通に番組を録画できる。番組表を立ち上げて、クリックしていくだけで録画予約できる。番組表もインターネットやテレビ電波の隙間から自動的に取ってきてくれる。さすがにマシンの電源を落とすと録画してくれない。
ソフトはわりと手堅い。操作方法や外観に多少不満がなくもないが、これ以上ないほど簡単にまとまっている。特にリモコンさえあれば使い方に困ることはないだろう。誰もがパソコンマニアではないのだ。
雑誌のレビューでは、この製品に添付されているソフトは機能面でよく評価されていなあった。WinDVR の方がいいそうだ。私はその WinDVR とやらを使ったことはないのだが、素人が使うということを考えればこの製品のなんたら magicTV も悪くないと思う。
録画は MPEG2 形式でしてくれる。サイズは、DVD と同じフルサイズの 752x480 から 352x240 まで。ただし、1.2GHz 程度の CPU では 352x480 の 6Mbps くらいまでが実用範囲だった。752x480 だと画面に時々ノイズが
出たり、音声が映像からズレたりする。多分ソフトウェアで 754x480 をやるには、2GHz は確実に必要なんじゃないかと思う。
MPEG2 以外の形式で取れないものかと調べてみたがダメだった。それには多分別のソフトを使う必要があるだろう。TMPGenc あたりの定番ソフトなんかは、まず AVI で録ってそれを加工して MPEG1 に落として CD-R にして焼いていくような使い方を想定しているだろうから、そのまま MPEG2 で録ってしまうのはいかにも面白みがない。それにマニアは 752x480 のフルサイズで録ってそれをあとで縮小することで画質向上を計っているのだから、いきなり MPEG2 にしてしまうと画質が劣化するということなのだろう。
この製品を使って一番面白いのは、普通のテレビ番組を自分のパソコンの中にいつでも再生可能な状態で置いておけることだろう。ハードディスクの中にあの番組が…。ただし容量を食うのでそんなには入れられない。一般に MPEG1 だと一時間で大体 CD-ROM 一枚分 600〜700MB くらい。
コマーシャルを集めている人たちもいるらしい。これだと短いものは 15秒、長くても一分。違法ながら互いに融通しあってコレクションを増やす人たち。そういえばこのまえ、世界の面白いコマーシャルを集めている人が上映会を開いたらしいのだが、果たして合法なのだろうか。というか面白そうなので見てみたい。
自分の部屋にテレビがあるのになぜパソコンでもテレビが見れるようにするのか。答えは二つある。一つは、テレビゲームをやりながらテレビを見ることができる。これは意外に大きい。二つ目は、パソコンをやりながら横目でテレビが見れる。私の場合、サブマシンにこの製品を入れているので、机にモニタが二つある。
それから好きな番組を CD-R に保存できる。その気になれば永遠に。ただし CD-R にも耐用年数があるので、古くなってきたらコピーしなければならない。コピーはデジタルコピーなので劣化しない。
ハードウェアエンコーディングの製品は大体二万円くらい高い。CPU に負荷の掛かることをハードウェアがやってくれるので、性能の低いマシンでもフルサイズで楽々録画できるらしい。
さらにカノープスの有名な MTV シリーズの場合、マシンをスタンバイ状態にしておいても予約録画ができるらしい。Windows のタスクスケジューラかなにかを使うらしいのだがうまくできている。消費電力の低いマシンにこのハードウェアエンコーディング可能な製品を組み合わせると、いま流行りのハードディスクレコーダーになるという寸法だ。ただし、パソコン一式に OS にカードを揃えなければならず、普通にビデオ代わりに家電として使うだけなら家電になったハードディスクレコーダーを使うほうがよい。いまでは DVD 系の記憶メディアと組合わさった製品まで出ており、気に入ったものは高画質な MPEG2 のまま DVD 系メディアに書き出せる。わざわざいろんなことをやって VideoCD とかにする必要がない。
私の中でこの手の製品の良さというのは、普段使っているパソコンの中にテレビ番組の入ったファイルが出来てしまうという何ともいえない喜びが大きい。
それにしても、いまなぜ TVチューナー・キャプチャカードが流行しているのか。これだけでは説明できない何かがあるのではないか。
ところで私が最初にこの手の製品に手を出したのは、九十九電機で四千円弱で売っていたキャプチャカード Leadtek VC100 だった。カードにはビデオ入力端子しかついていない。テレビは当然見れない。でもテレビのモニタ出力端子とつなげると、そのときテレビに映っているものをそのまま録画できる。それだけだけど、当時は少し感動した。かといって他に目的なんてなかったので、格安でなければ買わなかっただろう。動画が録れる。それだけで妙なワクワク感があるのだ。
普通にテレビが見れる。普通に番組を録画できる。番組表を立ち上げて、クリックしていくだけで録画予約できる。番組表もインターネットやテレビ電波の隙間から自動的に取ってきてくれる。さすがにマシンの電源を落とすと録画してくれない。
ソフトはわりと手堅い。操作方法や外観に多少不満がなくもないが、これ以上ないほど簡単にまとまっている。特にリモコンさえあれば使い方に困ることはないだろう。誰もがパソコンマニアではないのだ。
雑誌のレビューでは、この製品に添付されているソフトは機能面でよく評価されていなあった。WinDVR の方がいいそうだ。私はその WinDVR とやらを使ったことはないのだが、素人が使うということを考えればこの製品のなんたら magicTV も悪くないと思う。
録画は MPEG2 形式でしてくれる。サイズは、DVD と同じフルサイズの 752x480 から 352x240 まで。ただし、1.2GHz 程度の CPU では 352x480 の 6Mbps くらいまでが実用範囲だった。752x480 だと画面に時々ノイズが
出たり、音声が映像からズレたりする。多分ソフトウェアで 754x480 をやるには、2GHz は確実に必要なんじゃないかと思う。
MPEG2 以外の形式で取れないものかと調べてみたがダメだった。それには多分別のソフトを使う必要があるだろう。TMPGenc あたりの定番ソフトなんかは、まず AVI で録ってそれを加工して MPEG1 に落として CD-R にして焼いていくような使い方を想定しているだろうから、そのまま MPEG2 で録ってしまうのはいかにも面白みがない。それにマニアは 752x480 のフルサイズで録ってそれをあとで縮小することで画質向上を計っているのだから、いきなり MPEG2 にしてしまうと画質が劣化するということなのだろう。
この製品を使って一番面白いのは、普通のテレビ番組を自分のパソコンの中にいつでも再生可能な状態で置いておけることだろう。ハードディスクの中にあの番組が…。ただし容量を食うのでそんなには入れられない。一般に MPEG1 だと一時間で大体 CD-ROM 一枚分 600〜700MB くらい。
コマーシャルを集めている人たちもいるらしい。これだと短いものは 15秒、長くても一分。違法ながら互いに融通しあってコレクションを増やす人たち。そういえばこのまえ、世界の面白いコマーシャルを集めている人が上映会を開いたらしいのだが、果たして合法なのだろうか。というか面白そうなので見てみたい。
自分の部屋にテレビがあるのになぜパソコンでもテレビが見れるようにするのか。答えは二つある。一つは、テレビゲームをやりながらテレビを見ることができる。これは意外に大きい。二つ目は、パソコンをやりながら横目でテレビが見れる。私の場合、サブマシンにこの製品を入れているので、机にモニタが二つある。
それから好きな番組を CD-R に保存できる。その気になれば永遠に。ただし CD-R にも耐用年数があるので、古くなってきたらコピーしなければならない。コピーはデジタルコピーなので劣化しない。
ハードウェアエンコーディングの製品は大体二万円くらい高い。CPU に負荷の掛かることをハードウェアがやってくれるので、性能の低いマシンでもフルサイズで楽々録画できるらしい。
さらにカノープスの有名な MTV シリーズの場合、マシンをスタンバイ状態にしておいても予約録画ができるらしい。Windows のタスクスケジューラかなにかを使うらしいのだがうまくできている。消費電力の低いマシンにこのハードウェアエンコーディング可能な製品を組み合わせると、いま流行りのハードディスクレコーダーになるという寸法だ。ただし、パソコン一式に OS にカードを揃えなければならず、普通にビデオ代わりに家電として使うだけなら家電になったハードディスクレコーダーを使うほうがよい。いまでは DVD 系の記憶メディアと組合わさった製品まで出ており、気に入ったものは高画質な MPEG2 のまま DVD 系メディアに書き出せる。わざわざいろんなことをやって VideoCD とかにする必要がない。
私の中でこの手の製品の良さというのは、普段使っているパソコンの中にテレビ番組の入ったファイルが出来てしまうという何ともいえない喜びが大きい。
それにしても、いまなぜ TVチューナー・キャプチャカードが流行しているのか。これだけでは説明できない何かがあるのではないか。
ところで私が最初にこの手の製品に手を出したのは、九十九電機で四千円弱で売っていたキャプチャカード Leadtek VC100 だった。カードにはビデオ入力端子しかついていない。テレビは当然見れない。でもテレビのモニタ出力端子とつなげると、そのときテレビに映っているものをそのまま録画できる。それだけだけど、当時は少し感動した。かといって他に目的なんてなかったので、格安でなければ買わなかっただろう。動画が録れる。それだけで妙なワクワク感があるのだ。
[参考]
http://www.iodata.co.jp/
products/video/2001/gvbctv5/
index.htm
(最終更新日: 2020年3月28日 by ひっちぃ)