| らき☆すた 1巻 |  
    女の子だらけの4コママンガ。運動神経がいいけどゲーマーでオタクの女子学生・泉こなた、二卵性双生児で性格が真逆の姉妹・柊かがみと柊つかさたちのなにげなくもちょっとズレている日常生活が描かれる。 
 
2006年に「涼宮ハルヒの憂鬱」で大ヒットを飛ばした京都アニメーションがアニメ化して2007年5月現在放映中で一部のマニアの間で大人気となっている作品の原作マンガ。 
 
かなりマニアックなオタクネタが解説なしに描かれるという一種の悪評を聞いていたので多少気をつけながら読んでみたが、私の見たところ思ったほどではなかった。たださすがに、私の大好きな「マリア様がみてる」のネタが解説なしに描かれているのを見ると、これ元ネタ知らない人が見てもさっぱり分からないだろうなと思った。お嬢様を扱った何かにカブレていることだけはかろうじて分かるのだけど。 
 
オタクネタがある一方で、作品の雰囲気はわりと普通で、置いていかれるようなことは無かった。多分私のような、オタクだけどオタク自体を冷めた目で見ている視点と一致しているからだと思う。普通の人が読んだらなんじゃこりゃと思う可能性が高い。 
 
特徴的な登場人物たちがなにげなく繰り広げる面白い日常を描いたこういう作品に私は異常に弱いので、この作品との相性もいいはずなのだが、ちょっとこれはあまりにぬるくて途中で読むのがつらくなってきた。たまにセンスの光るところがあるのだが、平均レベルが低くて読んでられない。特に先生と婦警の話の質が低すぎ。アニメだとボーっと見ていられるからいいのだけど。 
 
一方、主要登場人物三人組のうちツッコミ役の柊かがみは私の好み。泉こなたが母親を早くから亡くしたと打ち明けた直後にボケたことに対して「突っ込みづらい雰囲気の時に余計なこと言うなっ」とか、私が一番面白いなと感じた台詞がこれ、 
 
「何であんたの中の私のイメージってそんなに攻撃的かなァ」 
 
オタクはよく物語の登場人物一人一人に対してこいつはこういうキャラだと当てはめて楽しむものなのだが、それを少女たちの会話の中で揶揄しているところが面白かった。 
 
現在4巻まで出ているみたいだが、1巻を読んだ限りではアニメだけで十分に思えた。 
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