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CP-800
EPSON製の 200万画素クラスのデジタルカメラ。200万画素クラスが最新だったころに買ったので、六万円以上した。

EPSON はデジタルカメラをあまり作っていない。むしろプリンタを売るために周辺分野であるデジカメに進出したっぽい。店頭を見ても最近は特に見かけなくなった。

私が買った理由は、EPSON の狙い通り、カラープリンタとデジカメとスキャナがセットで宣伝されていたのを雑誌で見て興味がわいたからである。プリンタもいっしょに買って、合計十万円以上かかった。このへんはうまいと思う。まあ、普通にカメラの機能を満たすには、デジカメ以外にパソコンはもちろんプリンタまで必要なのだから、セットで売ろうとするのは当然だし、消費者のことを考えていると思う。

当時としては、値段が安かったと思う。というのは、デジカメというのは今でもそうなのだろうが、本体だけを買っても付属品だけでは不十分だったりする。充電池のセットだとか、パソコンと接続するためのキットだとかが、別売りの場合が多かった。まあ用途によって必ずしも必要になるとはいえないものなので、付属品にしないのも理解できなくはないのだが、あまり消費者のことを考えていないように思う。その点この CP-800 は、一通りのものがセットでついてきてこの値段なので、割安感があった。

機能的な欠点としては、光学ズームがない。デジタルズームはあるが、画質が落ちる。これまで使ってきて、光学ズームが欲しいと思ったことはそんなにないが、逆にもっと後ろに下がらないと全部被写体が入らないようなことはあって、不便に思うこともあった。ズームに関しては、マクロモードといって 50cm から 10cm くらいまでの距離にあるものを鮮明に撮ることができるので、近くにあるものを拡大したいときはそのまま被写体に近寄れば普通に撮れる。遠景を拡大するのは無理なのだが私には必要ない。

そして最大の欠点は、バッテリーの持ち時間が極端に短い。液晶モニタを見ながら撮影すると、二三枚でバッテリが切れることがある。バッテリをデジカメにいれたまま、数日数週間置いておくと確実にこの症状が起きる。多分、電圧が下がってしまうからだと思う。これを防ぐには、頻繁に充放電をするしかないのではないか。液晶モニタをなるべく使わないようにするのも対策の一つである。この問題は、EPSON 製に限らず大体どのデジカメにも言えることである。特にこの CP-800 は、単三型のニッケル水素電池を二本しか使わないので、標準的なデジカメよりもバッテリの持ち時間が悪いと思う。まあ、本体には四本の充電池が付いてくるので、交互に使いまわせば、コンパクトフラッシュ一杯に写真をとっても途中でバッテリが切れることはなかった。

さすがに高い買い物だけあって、現在でもデジカメは高級品が 300万画素くらいで、210万画素の CP-800 も普通に性能のいいデジカメとして通用する。しかも CP-800 には、JPEG形式の盲点を利用するとかで、ちょっとしたトリッキーなモードにより、300万画素クラスのサイズの画像を単純なデジタル拡大よりも高い精度で撮影することが可能である。撮影後に 10秒くらい待機時間があることから、それなりに重い処理をしているのだろう。この機能はよくわからないがポイントが高い。

私は会社に行くときもカバンの中にデジカメを忍ばせている。街中で面白いものを見つけると撮るのだが、どうでもいい状況で写真を撮ることも多い。そして肝心なときに忘れる。帰省時にうっかり忘れたときはショックだった。まあこんなものである。

六万円という値段はいまだにどうも償却できていない気はするが、四万円くらいは償却したかなと思えるので、あと二年くらいはもってほしい。カバンに入れるとやや重いので、次は軽めのものにすると思う。

これからデジカメの購入を考えている人へ言いたいのは、高いカメラ買って壊れ物を扱うように不安になるくらいなら、そんなに高いものを買わない方が多分満足度が高くなる。私の場合、カバンに入れようと思うまでに一年くらいは掛かった。

そうそう、当然 Windows XP に対応できている。USB 接続のものは 2000/XP 対応が怪しかったりすることが多いのだが、ドライバのバージョンアップがあったことによるためか、問題なく使用できている。
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