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マッドマックス2
文明が崩壊しガソリンをめぐって人々が争う時代に、地中から油を汲みだしささやかに自給自足生活を送る人々がいたが、凶悪な暴走族に狙われる。そこへ一人の無頼な男マックスが訪れる。様々なディストピア作品に影響を与えたオーストラリア映画。

核戦争の危機や社会の崩壊がささやかれるとよくネットで「髪をモヒカンにしてくる」「肩パッド買ってくる」などと言われる元ネタとなっている武論尊・原哲夫「北斗の拳」のさらに元ネタになっているのがこの映画。

この前アニメ「違国日記」を見ていたら、陰キャの叔母が姪っ子におすすめの映画をたずねられて堂々と「マッドマックス 怒りのデス・ロード」と答えていてウケたんだけど、そういえばこの映画を録画したまま放置していたのを思い出したので見てみた。物語的には意味不明だったけど映像的にはまあまあおもしろかった。

前に1を見たときはまだこの世界に文明が残っていて、主人公マックスは警察官をしており、ボロいながらも警察署があって街があって店も残っていた。しかしこの何年かでさらに崩壊が進んだのか、それとも妻子を殺されたマックスが街を出て放浪しだしたのか知らないけど、今回の舞台は家すら見当たらない荒野だった。

冒頭、凶悪な暴走族に襲われる人々や、モノを奪い合う暴力が描かれる。襲われておっぱい丸出しであおむけで放置されている女や、ぐったりして鎖でつながれている男の姿が望遠鏡越しに映る。暴力に頼るのは主人公マックスにも言えて、彼がガソリンを求めて戦うシーンが早速ある。このとき締め上げた男から油を掘り出している集団の存在を聞き出す。

黒い革主体の露出の高いボンデージファッションやモヒカンの髪型。バイクやサイドカーに乗って独自に武装した暴漢たち。前述の「北斗の拳」の世界がそのまま実写化されたみたいですごく雰囲気があった。さすがに「北斗の拳」にあったブルースリーみたいな格闘系の描写はなかった。

中ボス的な赤いモヒカンの男がバイクの後部座席にゲイっぽい金髪でセクシーな男を乗せていたんだけど、兄弟なのかホモ奴隷なのかわからなかった。首輪みたいなのつけていたんだけど鎖が短かった気がするのでファッションなのか。

油を汲みだしてコミュニティを作って生活している集団も武装してバリケードを作って守っているんだけど、どう考えても側面や背面が守れてないように思えてならなかった。あまりツッコむ気になれなくて、なるべく見ないようにして楽しむことにした。「汚物は消毒だ」でおなじみの(?)火炎放射器も見れたw

こういう作品って、人間の不変の営みだとか、原始的な暴力に堕ちる人々とか、それでも人間は前に進んでいくんだ的な物語が描かれるものなんだろうけど、なんかそういうものに乏しかった。正直物語的にはほとんど見るべきものがなかった。

たとえば「北斗の拳」だと、荒廃した世界でそれでも種もみを守って育てようとする人々がいる一方で、それを暴力で奪う人々が出てきたり、大切なものを守りたい者同士が戦わざるを得なくなったりと、人の世について考えさせられる内容が描かれていた。

この作品に関しては、そういう描写がわかりにくかったので、AIにこの作品の見どころを聞いてみたw

主人公のマックスは最初無頼漢で、善良そうな人々のコミュニティと出会っても自分はあくまで一人で生きていこうとする。彼らに疑われたのでやむをえず信頼を得るために何かしてやるんだけど、それもあくまで取引だと言って彼らの受け入れを拒絶する。しかしあることがきっかけで彼らに全面的に協力することにする。ところが…っていうあたりがちょっと人間ドラマっぽいのかなと思ったけど、AIに言われないとわからなかったw

ジャイロ・キャプテンっていうマックスの相棒みたいになる男が出てくるんだけど、マックスはこいつのことをなかなか信用せず、鎖につないで見殺しにしようとしたり、自分の代わりに重い荷物を運ばせたりしていた。それでもマックスのことを悪く思わずついていくジャイロ。マックスは愛犬しか信用してないのにw

大ボス的な男ヒューマンガスが仮面をかぶっていて、「北斗の拳」に出てくる主人公ケンシロウの兄ジャギみたいだった。すごい影響受けてるなあ。

善玉のコミュニティには女子供もいて、勇ましい女戦士もいれば、ジャイロが惚れてナンパするかわいい女や、よくわからない孤児っぽい言葉もしゃべれない少年も出てくる。マックスがその少年にオルゴールをやると喜んで彼になつくようになる。

この作品のオチ(?)が最初よくわからなかった。

マックスは前作で妻子を殺されたことで絶望しており、街も警察も自分のことを助けてくれなかったので心がすさんでしまっていたのかもしれない。それが今回ギブアンドテイクで互いに助け合うことができて再び信頼が芽生えそうだったのに、結果的にそれが叶わなかったのでまたしても彼は誰にも頼らずに生きていくことになる。とまあこんなところだろうか。題のとおりマックスという一人の男の生きざまを描いた作品だった。

大切なものを守りたい者同士が戦わざるを得なくなる描写も一応あったけど、片方が弁護しようのない悪人なので理解しにくかった。

というわけでやっぱりわかりにくい作品だと思うんだけど、リアリティのある一つの世界に没入させてくれるいい映画なんじゃないかと思う。正直自分はそこまでこういう作品が好きなわけじゃないので別に見なくても良かったなあと思ったけど、見たら見たで悪くなかったので時間のある人には勧める。
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