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映画「けいおん!」
仲良しの軽音楽部の女子高生五人組がロンドンに卒業旅行に行き、そのさなかに一人の後輩に何を残してやればいいか思い悩む。アニメ映画。

ちょっとしたバンドブームを起こした作品の、最後の集大成とも言える映画。2012年の年末にテレビでも放映されたので見てみた。ネットでの評判どおり割と普通の作品だった。アニメのラストが神すぎて超えられなかったと思う。ちなみに原作マンガも露骨な延命だと言われながらも続いていたが唐突に終わってしまった。

あ、もう書くことないのかな?

序盤のギャグがどれも面白かった。特にデスメタルをマネしているとことか。

創作物の中の「女子高生」というとおおむね虚像だらけで、この作品もある程度はそうなのだけど、学生のしょうもない一面みたいなものが描かれていて、そのあたりが懐かしくて愛着がもてた。正直、原作もアニメもあまり面白い作品とは思えないし、キャラクターにもそれほど魅力がないのだけど、それでも見たくなるのは無意識に学生の頃の記憶を思い起こしているからかもしれない。

よく言われるようにキャラクターデザインはずんぐりむっくりなリアル体型で、それなのに妙に色気がある。やばいのかな自分。

原作はなんで終わっちゃったんだろう。大学生編、悪くなかったと思うけどなあ。特に面白くはなかったけれど、4コママンガ誌なんだし、この作品目当ての読者もいただろうに、作品の質が落ちたわけでもないのにどうしてやめちゃったんだろう。ネットの掲示板というか2ちゃんねるでは、大学の軽音楽部なんて食われまくりで汚されるだけだろうなんていう身もふたもない意見が多かったけれど、ちゃんとあの世界観が保たれていたと思ったのになあ。一方、後輩の中野梓が一人残った軽音楽部を盛り上げる高校編も同時に連載していて、こっちも一から出直し感があって展開がちょっと楽しみだったのに。

このアニメシリーズに使われている音楽がすごい。シングルになっている音楽はどれも大体素晴らしい。どれも骨太のギター曲でありながら、編曲にひねりがあったり、効果的な変拍子があったり、サビで盛り上がったりして聞き飽きない。Tom-H@ckという人の変態的な編曲が最高。一部ちょっとやりすぎ感もあったけど。それとマスタリングが悪くて音がいまいちなのが残念だった。

この作品、制作会社の京都アニメーションがジブリになれるかどうかを試されたと思う。結果は成功せずって感じ?次にもつながっていないようだし。「氷菓」も広く受け入れられそうな作品だったけれど、ちょっと暗くて小難しい話もあったからあきらめちゃったのかな。「日常」はNHKが買ってくれたみたいでEテレ(教育テレビ)でも(再)放映されたし、新宿の目立つところに看板を出したりして広告にも力を入れていたみたいだけど、宣伝に失敗したのか外しちゃったみたい。「another」なんていうメジャーなミステリー作家の作品のアニメ化もあったけれど、2012年の最後は原点回帰なのか「中二病でも恋がしたい!」で〆ちゃった。メジャーになったら作品がつまらなくなるかもしれないから、いまのままの京都アニメーションでいてくれるほうがいいのかなあ。
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