評 review の RSS
評 review の静的版 とその ziptar.gz
表 top
評 reviews
称 about us

イメージの作成

あなたの名前 
あなたのメール 
 未登録またはログインしないままで評を書くと、その評は登録者によって書き換えられたり、準管理者によって削除されたりする可能性があります。 
明治・大正・昭和史 話のたね100
日本の近現代の小話を集めた本。「明治・大正・昭和 30の『真実』」に続いて出された。内容は相変わらず多岐に渡り、天皇や政治家、学者や作家、軍人から企業家まで幅広い。

全33章あり、小ネタに小ネタをかぶせる粋な作りを狙っている。良くも悪くも取りとめがない。いま雑学ブームでトリビアがどうのと言われ、対極にある教養の体系立った知識が軽んじられる傾向にあるように思うのだが、この本を読んでいるとトリビアの唐沢俊一の影響を感じる。

私は正直言うと、ハッタリのごとく小ネタ同士を関連付けるのは、あまりかっこいいことではないと思う。飲み屋でウケを狙いたいのならともかくとして。

この本の一番良いところは、前作よりも内容を軽くして読みやすくしたところにあると思う。時間がないときでも時々手にとって好きなだけ読み進められる。内容も興味深いものが多くなっており、ぐいぐい読んでいってしまう。

ただ、他愛のない話も多い。小ネタと小ネタを縦につなげるのにもセンスがいると思うのだが、その点について特筆すべきものは無かった。最後のほうの野球の話題なんかを見ると、いまいち感すらある。ふーんとは思うのだけど。

確かに軽く楽しませてくれた本ではあったけど、これだけ軽い内容で新書680円というのは割高感がある。薄いし。

もし次もまた三代史シリーズを出すのであれば、あえて一つ底流となるテーマを決めてみるというのはどうだろうか。
題名*
 コメントを一言で要約して題をつけて入力してください。 
ファイル 
 アップロードしたい画像ファイルを入力してください。 
中身*
 必ず日本語を入れてください(SPAM対策)。 
 コメントを書いてください。 
続きリンク 
 上に URL を入力しておくと、上の文章のあとにその URL に飛ぶ「続き」というリンクが作成されます。読者を他のページに案内したい場合に利用してください。 
評価 *
 この事物に明確な評価を与えてください。現在のところ 最高(+50) 傑作(+30) まあまあ(+10) いまいち(-10) 駄作(-30) 最低(-50) の六段階評価となっています。0 つまり平凡だという評価を下すことはできませんが、省略することもできます。 


確認画面(プレビュー)があります

Copyright © manuke.com 2002-2018 All rights reserved.