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たけしのコマネチ大学数学科

フジテレビ 毎週金曜深夜

まあまあ(10点)
2007年3月21日
ひっちぃ

マス北野ことビートたけしが、たけし軍団のおちこぼれチームと、現役女子東大生二人組と、毎回数学の問題で対決するテレビ番組。

ビートたけしの数学への取り組み方が真剣で驚いた。余生は数学者として過ごしたいとまで言っている。天才型の人が得意とする幾何系の問題だけでなく、地味に数式を使う代数系の問題もちゃんと挑戦しているし、いい答えを見つけられなかったときは本当に悔しそうにするところがちょっとかわいい。

たけし軍団のおちこぼれチームはくだらないダジャレと地道な肉体労働で問題に挑戦する担当となっている。正直私は彼らがあまり好きではないが、数学の問題をエレガントにではなく地道な総当りなどの試行でむりやり解こうという、番組上なくてはならない役割を求められるとおりのキャラでベタにこなすという十分な貢献をしている。

東大生の女性二人組は、いかにもギャル風のメイクをしており、こんな東大生もいるんだと多少驚かされはするが、やっぱり落ち着いていて育ちの良さを感じさせる。真面目に問題を解くのでウケは狙っていないし色気アピールなんかもない。

司会にガダルカナルタカと若手女性アナウンサーがついている。数学の先生がいて、マス北野らが答えた解答と解法を評価して勝者を判定し、さらにエレガントな解法を説明してくれる。

小学校の段階で三割、中学校で五割、高校までいくと七割の生徒が数学で脱落すると言われている。本番組はそんな七割の生徒を救ってくれはしない硬派な作りにはなっているが、やっぱ数学って面白いかもと思わせる要素もある。正直どういう層の視聴者を狙っているのかよく分からない。この番組が成立していることに素直に感心する。

いい番組だと思うが、ビートたけしがやりたいようなレベルと内容に合わせられているところがあり、もし本当に数学の番組を作ろうと思ったらもっと別の作り方があったと思う。でもあんまり間口を広くすると数学の魅力が伝わらないだろうし、難解なこと自体が一つの魅力となっているので、本番組の形が実は一番良いぐらいなのかもしれない。

この番組の最大の欠点は数学を扱っているところであり、数学なんて大嫌いだという人とはどうあってもなじめないことだ。もう番組の存在自体の問題なので仕方が無い。

ところで私自身は数学が好きだし得意でもあったが、エレガントな答えと称して問題の解き方を暗記するところが嫌いだった。

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