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フルーツバスケット 3巻途中まで

高屋奈月

駄作(-30点)
2007年4月1日
ひっちぃ

十二支などに関連する動物に変身してしまう呪いに掛かっていてそれを秘密にしている一族に偶然接触してしまい秘密を知ってしまった天然清貧孤児少女・本田透が、一族のぎくしゃくした関係を解きほぐしていく物語。少女漫画。

ヒロイン・本田透が最初テント暮らしをしているのがウケた。真面目も真面目、いまどきめずらしい「ですます調」の言葉遣いで天然ぶりを発揮し、見ていて微笑ましい。

でもそれ以外はほんといまいちだなぁ。変身一族の猫とネズミの少年二人が根深いライバル関係で時と場所を構わず戦う設定とか、やたら引っ張られる一族の謎、徐々に登場する一族の安易なキャラ設定、どれも三流で読んでいてツラい。

だが本作は単行本が23巻まで出ていてアニメ化もされている人気作らしい。一体どこがそんなに魅力なのだろうか。感動系の話も弱いし。これが腐女子人気なのだろうか。うーん。だとしてもこの程度の作品ならいくらでもあると思うのだが…。猫の少年が何度戦っても勝てなくて悔しがるあたりが魅力なのだろうか。悩む美少年。だとしたら狙いが読者にバッチリはまったのだろう。

ところで欄外の作者のメッセージいわゆる1/4は面白い。この作者、ゲームを結構やるみたいで、色んなゲームの感想を割と率直に書いている。

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