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新フォーチュン・クエスト2 キットン族の証

深沢美潮 (電撃文庫)

まあまあ(10点)
2008年3月2日
ひっちぃ

ゲームのパロディのような独特のファンタジー世界で変なパーティが繰り広げる冒険を主人公の女の子の一人称で描いたシリーズの新章2巻は、記憶を失っていてあるとき急にキットン族だと言われたキットンが、キットン族の証というものを求めてパーティに協力を求め、不思議なダンジョンを攻略する話。

旧シリーズが終わった段階でキットンという不精でデリカシーのない農民っぽい薬剤師(?)はいったんパーティから離れて自分の出自に関して調査していたが、主人公たちのもとに手紙が届けられ、言われたところに行ってみるとそこは消費者金融だった。いわれのない借金を背負わされた一行は、監視役だという痩身の戦士ギア・リンゼイに財宝を探すと言ってキットン族の証とやらを求めるクエストに一緒に行く。

今回のメインはそのキットン族の証が得られるという不思議なダンジョンの攻略だろう。このシリーズそのものがゲームのパロディという性格を持っているのだが、この巻はさらにそれを露骨にして、まるで本当のゲームのようなダンジョンをみんなで頭を絞って攻略していくことになる。ちょっといやらしいけどそれなりに面白い。

でもって痩身の戦士ギア・リンゼイがダンジョン攻略のなりゆき上パステルに手を貸し、パステルがそれに甘えてしまったことで、トラップとの仲が悪くなる。そのへんの行き違いや、作者があとで言っているようにパステルの心の成長とやらが、この巻のテーマみたいなものなのだろう。

まあ面白いことは面白いけど、特に語るべきことがない。あらすじ紹介しただけだなこりゃ。

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