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「私が、答えます」 112

竹内久美子 (週刊文春 2003.2.6)

傑作(30点)
2003年1月31日
ひっちぃ

朝○○はレム睡眠時に起こるので、言ってみればレム○○のほうが妥当な言い方らしい。

作者は動物行動学者の竹内久美子。

男は朝起きると勃起していることがあるが、女も同様のことが起こるらしい。なぜこのような現象が起こるのかを確かめた人が何人かいたそうだ。まず一人目は、実験体が寝ているときにずっと観察しつづけ、朝だけでなく睡眠中に断続してたびたび起こることを確認した。その後いろいろな研究が進み、睡眠の状態にはレム睡眠とノンレム睡眠があることが分かった。それから、脳が動いているレム睡眠時に勃起するという関連性が明らかになったそうだ。

自然に目が覚めると、レム睡眠のあとに起きるので、朝○○が起こるらしい。ところが目覚まし時計とかで急に起きると、ノンレム睡眠時に急に覚醒するために、朝○○は起きないそうだ。

ほんとうにしょーもないことだが、ちょっとした小話として非常に面白いと思う。この文章は読者の質問に答える形式をとっているが、質問の取り上げ方と答え方が非常に面白い。

六時間以上寝る人のことをロングスリーパー、それ以下の人をショートスリーパーと呼ぶらしい。長く寝る人には脳を酷使している人が多いらしい。神経質なのだそうだ。逆に寝る時間が短い人は自信家でおおらかだそうだ。

アインシュタインは一日十時間寝てたそうだ。子供はよく寝る。頭が柔軟で、未知の刺激が多いからだろう。大人になるにつれて、滅多なことでは反応しなくなるので、寝る時間が少なくて済むのだろう。

私は高校生ぐらいのときまで、八時間寝ないと眠くてしょうがなかった。それが社会人になって気がついてみると七時間で十分になって、ごくごく最近は六時間で大丈夫になった。昨日はネットゲームのやりすぎで五時間以下しか寝ていないが、そんなに眠くはない。最近は頭使っていないで惰性で生きてるからだろうな。

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