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彼女が死んじゃった。

作:一色伸幸, 画:おかざき真里

いまいち(-10点)
2004年4月30日
ひっちぃ

日本テレビ系列で放映されていたテレビドラマの原作マンガ。主人公と一夜だけ共にした女性がその後自殺し、残された携帯のメモリをたどって彼女の真実を探していく旅をする。

エロい。18禁レベルと言っていいほどの、ただただエッチなシーンが延々つづく。うんざりするほど感傷的。物語の作りかたが下手。携帯に残された一人目が、番外地の娼婦なのだが、これまた無意味に「彼女」の妹とレズシーンを繰り広げ、主人公を邪険にし、そのあとで「こんな私もメモリに残してくれたんだ」と涙を流す。1巻はここまで。

テレビドラマの方でストーリーを追ってみると、なるほど、彼女が自殺した理由がなんとなく分かってくる。しかしそれでも、自殺するキャラクターなのかどうかという根本的な疑問が湧いてくる。もし多くの人を納得させられるだけの理由をこの作者が考え出せるのだとしたら、それは非常にすごいことだと思うし、もしそうなら私のこの作品に対する考え方も変わるのだろうが、まず無理だろうこの作者では。

2巻は完全な期待はずれだった。やけに感傷的で、私から見れば空虚な物語が続く。3巻が出ても買うつもりはない。1巻のとても良かったエッチなシーンも、2巻では全然大したことがなくなっている。

ただ、なんとなく心に引っかかるエピソードはある。明確な答えを作者が用意してくれないというのは、読者に考えさせようとしているのか、それとも作者の中で形になっていないのか。私から見ると、後者のように思えてならないのだが…。

原作者はネットで調べてみるとどうも映画の脚本家らしい。うーん。小説やマンガの原作を書くのは得意じゃないんじゃないだろうか。映像表現に頼りすぎなんじゃないだろうか。それともマンガには、小説に近いものと映画に近いものがあって、映画に近いマンガにはそれなりの読み方というものがあるのだろうか。

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