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小林さんちのメイドラゴン ルコアは僕の××です 1巻だけ

漫画: 歌麿, 原作: クール教信者 (双葉社 アクションコミックス)

いまいち(-10点)
2024年3月17日
ひっちぃ

魔法使いの家系に生まれた小学生の翔太くんは、使い魔を召喚しようとしてルコアこと竜のケツアルコアトルを呼び出してしまった。翔太くんと仲良くなりたいルコアさんは胸の大きな女性の姿でつきまとってくる。クール教信者「小林さんちのメイドラゴン」のスピンオフ作品。

本編はもう読んでいないんだけど、その中に出てくる竜と人間のペアの中で自分が一番好きだったのは翔太くんとルコアさんで、この二人にクローズアップしたスピンオフ作品があるというので、あまり期待せずに一応読んでみた。まあいろいろと予想どおりだった。

なぜ自分がこの二人を好きなのかというと、翔太くんは自分がとんでもない悪魔を呼び出してしまったと思っていて、それでもそんな様子を表に出してしまうと悪魔に飲み込まれてしまうので、小学生ながら必死になって強がっていたのに対して、ルコアさんのほうは翔太くんと仲良くなりたくてしょうがないので自分は無害な存在なんだと必死にアピールするというすれ違う関係性がおもしろかったから。

だから本編ではそれほど出番の多くないこの二人が取り上げられるんだったら読んでみるかと思って読んだんだけど、よくある若い男の子と成熟した女性とのちょっとエッチなお話が繰り広げられているだけだったのでちょっとガッカリした。

それでも翔太くんは割とツンツンした態度で描かれていてそこはよかったんだけど、一話の時点でルコアさんに甘えてしまっていて、自分はルコアにふさわしいマスターになりたいと本人に言っちゃってる。小さいながらも男の子らしいプライドは持っていてほしかった。プライドがあるからこそ、女装させられるというシチュエーションがより映えるんだし。男の娘みたいな翔太くんよかった。

一方のルコアさんのほうもギャグの面が強調されていて、翔太くんにそっけなくされるのを楽しんでいるように見えた。ギャグマンガなんだからオトさないといけないのでわかりやすいオチ要員にならざるをえなかったんだろうけど、ルコアさんの翔太くんへの気持ちがこの作品の中で一番重要なところだと自分は思っているので、もっと切ない気持ちを見せて欲しかった。

ルコアの胸は化け物のようにデカい。本編だったら数あるヒロインの中でキャラづけとしてそれが必要だったというのも理解できなくはないんだけど、スピンオフやるんだったらそこまで強調する必要はないんだからもっと普通の巨乳に調整してほしかった。こいつが四六時中出てくるわけなんだし。ロリルコアはよかった。全然ロリじゃないし気づかないのが不自然すぎるんだけど。

化け物のような巨乳が裸になると下品なだけじゃなくてだらしなくて気持ち悪い。キャラ的に天然痴女だからよく裸になっているんだけど、恥じらいも見せて欲しかった。

こういうスピンオフ作品でありがちなのが本編との絵のギャップによる違和感なのだけど、この作品ではそれほど感じなかった。翔太くんもルコアさんもほぼそのままのイメージを保っていてよかった。二人以外にも本編のキャラがそこそこ出てくるけど、本編同様に楽しめた(本編はもう読んでないけどw)。本編みたいな意味不明な壮大エピソードもないし。

そんなわけで残念ながら自分には縁がなかったけど、本編である「小林さんちのメイドラゴン」が好きで追加エピソードが欲しい人や、大人の女性にドキドキするかわいい男の子が好きな人、とんでもなく胸が大きくて天然ボケで笑わせてくれるような女性が好きな人は読んでみるといいと思う。

[参考]
https://gaugau.futabanet.jp/
list/work/
xLcWtQg6DqeFlDxmaK0Eyr7TE

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