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    荻原一至

    2002年2月4日
    ひっちぃ

    懐かしい漫画である。週刊少年ジャンプに連載されていて、いつのまにか他の雑誌に移っていた。

    一巻の巻末を見てみると、初版が 1988年に出ているらしい。あれからいまも続いていて新刊が出ているというので、いまストーリーがどうなっているのか気になって読んでみたら、本当にもう訳が分からなくなっていた。読む価値はないので買わなくていい。

    最初の三巻四巻あたりまでは、ファンタジー世界をうまく少年誌に合わせた巧みなストーリー展開(+読者サービス)でクォリティの高い作品だった。だが、七巻八巻までくると、いわゆるドラゴンボール現象、主人公より強い敵を出すのがツラくなってきたのか、とにかく戦いのシーンも単調になり、ひたすら精神論で戦いを長引かせたあげくよく分からない結末を迎えていったん物語が終わる。

    そのあとはレジスタンス編のようになり、最強の主人公が不在ということなのでまたストーリーに脈動が感じられるようになる。ちょうど、北斗の拳に似たような展開があったがそんな感じである。しかし結局ストーリーは、同人誌的な展開がひたすら続く黙示録編への単なる序章でしかなく、つかのまの期待を裏切って作者の暴走が始まる。

    これ以後はもうひたすら詰まらないストーリーが続いていく。ただ「絵がキレイ」それだけ。この作品のここからのつまらなさは、我々の常識を超えている。いわゆるオタクと呼ばれる人々がどんな作品を好むのかというのを手っ取り早く知るにはとてもよいテキストである。

    序盤はすごく面白かったのになあ。

    (最終更新日: 2002年2月5日 by ひっちぃ)

    コメント

    絵が綺麗だからよい。 芋愚
     近年の日本人が忘れた魂を伝える作品だと思う。

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    確かに・・・・ Asrun
    話は一回読むだけじゃ分かり難いけど最近の話も読めば読むほど世界観が広がって、壮大(すぎて難しいのかも)なストーリーに引き込まれます。
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    manuke.com