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Free Peers, Inc.
まあまあ(10点) 2002年2月25日 ひっちぃ
Gnutella クローン。peer to peer でファイルのやりとりを行うソフト。書いてる本人は一応原理は分かるけどなぜ peer to peer なんていう言葉を使うのか疑問。いや日本語にすればいいのにって。
原理を説明すると長くなるので簡単に言うと、「君の友達で誰かこのアルバム持ってる人いないかな」というのをコンピュータレベルでやってしまうもの。「あいつならこういうの好きそうだから、あいつが持ってるか、それともあいつのそのまた友達が持っているかもよ」なんていうのまでやってしまう。しかも友達ではない人たち同士で。
ただし弱点はあって、海外のユーザが圧倒的に多いのでなかなか日本人好みのコンテンツがない。モーニング娘。のビデオクリップを探すのは大変だ。探すというか、そのときそのときにつないでそのたびごとに網を作って、見つかることもあるよ、っていうぐらい。
ひとたび海外で名が知られると、思わぬものが釣れることもある。以前ここで紹介したアニメ、カウボーイ・ビバップが落ちている。英語の字幕付きで。いや字幕はいらないけど、ちゃんと日本語なので嬉しい。最初のうちは、吹き替えなんじゃないかとビクビクして開けていた。アメリカのテレビ放送だと吹き替えらしいのだが。
聞くところによると、ガンダムなんかも海外の海賊版で手に入ってしまうらしい。いやこちらは CD-ROM だか DVD-ROM だかの話で、ネットで入手が簡単かどうかはまだ調べていない。
回線がモノを言う。自分の回線というより、相手の回線が。いやこちらが ADSL の場合は、という話だけど。ちなみに海外の DSL は最大で 768kbps くらいまでらしい。理由はよく分からない。回線が劣悪なせいか? それとも日本が規格を欲張りすぎたか。そのせいで電話局との距離がシビアになっているかどうかは不明。
話は脇道にそれたが、シリーズが全部で 26話あり、なかなか順に手に入らない。そこで、手に入りそうなものから手に入れようとするのだけど、やはりなかなか難しい。相手と自分とで同じ時間帯につながっていないとだめだ。日本と北米では時差が結構あるのでツラいかも。せめてもの救いは、各話独立気味なので順不同なこと。まあ今日私はずっとマシンを入れっぱなしにして様子をみてみることにした。
言わなくても当然のことだが、流通しているコンテンツによっては違法、というか流通しているほとんどのコンテンツは違法なので、法を侵していることを自覚しておいたほうがいいだろう。Gnutella ではないソフトだが、大量のソフトをダウンロード可能な状態にしたまま長時間つなぎっぱなしにして目をつけられて逮捕された人間が日本にいる。
この手のソフトの一番の魅力はやはり違法な目的のためだが、合法的で有意義な使い方もある。たとえば、大勢の人間が同じ目的でデータを収集して、大勢で巨大なデータベースを分散保持して都合のいいもの。全然「たとえ」になってないなあ。なにならいいんだろう。著作権が切れた古いレコード、古い書物をスキャナーで読み取って…。単純に分散ダウンロード環境と考えてもいいのかな。
[参考] http://www.bearshare.net/
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