エンターテインメント・ロボットの終わり
小林宏
まあまあ(10点) 2002年4月16日 ひっちぃ
MSN ジャーナルの「わたしが選ぶニュースセレクト」というコーナーで、東京理科大学助教授の小林宏という人が、先日おこなわれた ROBODEX 2002 の目玉となった AIBO や ASIMO などの娯楽用ロボットを否定的にとらえた論評。
このコーナーはどうやら、一つのニュース記事を各分野の一人の人が取り上げて、なにか物申すという形式で書かれているらしい。それで今回は、娯楽用ではない実用的なロボットの研究をしている人が、娯楽用ロボットがメインで取り上げられていたロボット展示会の報道を批判している。
娯楽用のロボットだったら、バンダイが世界で大量に売っているワンダーボーグで十分じゃないか、という指摘は非常に痛烈で爽快である。だが、どうもなにか、みみっちいものを感じる。最後の 1/3 ほどで自分の研究を紹介しているあたりも、うーん、まあ著者の立場が分かって面白いんだけど。
ちなみにこの先生は、マンガ「スプリガン」に出てくるような、筋力増強スーツみたいなのを研究しているらしい。目的は、悪と闘う正義のヒーローのバックアップ…ではなくて、老化と闘う老人のバックアップなのだそうだ。私も実は AIBO とかをバカにしてたクチなので、応援するならこっちの先生を応援したい。
[参考] http://journal.msn.co.jp/ articles/ nartist2.asp?w=150788
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