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  • グッドラック―戦闘妖精・雪風

    神林長平

    最高(50点)
    2002年5月28日
    わたなべ

    日本SF界随一の凄腕にして、いつディックを越えるのかと噂される(←勝手におれが言ってるだけだが)、神林長平の代表作のひとつ、「戦闘妖精・雪風」の続編。おいおいおいおい、生きていたのか深井零中尉改め大尉(二階級特進ではありません)!!

    まったく、いまどき珍しい長めの独白、異様に論理立って本当に喋っているとは思えない長々しい台詞の応酬による議論と考察が特徴の、懐しくもうれしい神林の世界に、翌日の仕事も忘れて徹夜で読み切ってしまった。くそう、なんだこの終わり方は。こんなに長いのに。ああ早く次が読みたい。とにかく続き書いて、お願いだから。

    雪風の続編が出るのを待ち詫びて、雪風(日本海軍の駆逐艦のほう)の本まで買っておもしろく読ませてもらっていたが、なかなか期待通りの作品であった。

    読後感は、

     ○で片付けるなコノヤロウ

    に近い。いまどきのオタクな技術者が○なしの人工知性を作るとも思えんので、雪風が零に○を×××のはいい線いってるのではないか。

    この私にしてからが、昔レビューしたカノープスの MD-Port のシリアル番号情報に ○ & Peace の文字列を発見し、某曲の Rap & Peace のフレーズを聴きながら、仕事で作っているプログラムのとある wrapper 関数の名前を wrap_and_peace() にするかどうか真剣に悩んだのだから間違いなかろう。コンピュータは近い将来、シンボル以上の○と平和を得るであろう。

    なんちゃって。

    [参考]
    http://www.amazon.co.jp/exec/
    obidos/ASIN/4150306834/
    ref=sr_aps_d_1_2/

    コメント

    追加コメント わたなべ
    前作の改版が出てたけど、あとがきに「ほとんど書きかえてないよ」みたいに書いてあったので買わなかった。
    詳細

    manuke.com