グローバル・スタンダード
ビル・トッテン (アシスト ビル・トッテンからのメッセージ No.529)
傑作(30点) 2002年6月26日 ひっちぃ
最近はなりをひそめたグローバルスタンダードという言葉だが、事態は何も変わっていない。作者がたびたび訴えてきた主張を、重要な事実をいくつか押さえながら簡潔にまとめた文章。
日本は輸出で成り立っている国だ、とよく言われるが、実際に輸出で得をしているのは主に30社ぐらいしかないらしい。この 30社というのは経営効率が高いので、税金も雇用も他者と比べて低い。つまり日本にあまり貢献していないのだ。
この 30社が海外に輸出しすぎるために、日本はこれまでさまざまな貿易摩擦を抱え、必要のないものまで輸入してきた。
日本の経済規模(GDP)に占める輸出の割合は 11% だが、必要のないものまで含めた輸入の割合が 10% であり、差し引きたった 1% しか輸出に依存していない。
今回の文章は、作者の主張を簡潔にまとめたものだ。時間と興味があれば、各項目についてじっくり説明した文章群を一本一本読んでいくといいだろう。
続き
[参考] http://www.ashisuto.co.jp/ corporate/rinen/totten/ index.php
(最終更新日: 2002年6月26日 by ひっちぃ)
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