ボブ・サップ

K-1ファイター

傑作(30点)
2002年9月26日
ひっちぃ

NFL つまりアメリカンフットボール出身の格闘家。巨大かつ俊敏な肉体を持ち、圧倒的な破壊力で相手をノックアウトしてしまう。アメリカの誇るアメリカでもっとも人気のあるスポーツは、最強の格闘家をも生み出してしまうのか。

なにしろアメリカでは、スポーツエリートはまずアメリカンフットボールを目指すという。サッカーなんかは女子供のやるスポーツだ、などという暴論さえ普通に交わされているそうだ。アメリカではアメフトは強靭な肉体を持った男たちの真のスポーツだとされている。

元アメフト選手といえども、さすがに格闘技の訓練は受けており、素人というわけではない。だが、スポーツ選手として現役だった間は訓練らしい訓練をしたわけではあるまい。通常の K-1ファイターと比べて体重があるのが卑怯といえなくもないが、そもそも K-1 の通常ルールは体重別ではないのですべてヘビー級だ。

そこで思い出されるのが、若乃花のアメフト挑戦だ。ところがこの格闘技から球技への転進は、成功から程遠い結果しか生まなかった。結局若乃花は、日本のアマチュアアメフトチームにしか入れず、そこでさえ満足に活躍できていないのだ。

ただしボブ・サップにも弱点があるといわれている。それはスタミナだ。巨大な体を動かすのだからスタミナ切れが心配されている。いままではスタミナが切れるまでに相手をノックアウトしてきたからよくわからない。しかしアメフトも数十分間戦うので、そんなに言われるほどスタミナ切れはしないような気もする。

われらが日本の国技、相撲は、格闘技としては 30秒間なら最強という説もあるらしい。30秒が過ぎたらスタミナ切れを起こすのだろうか。ここはぜひ、武蔵丸とかに出てきてほしい。一応相撲からプロレスに移った選手もいたようなのだが、相撲をやってたころはそんなに上位ではなかったように思う。相撲を活性化させるには、異種格闘技をやると非常に盛り上がると思う。

K-1 GP の去年の優勝者マーク・ハントや、K-1 では正統派のジェロム・レバンナなど、ボブ・サップとどう戦うのか非常に楽しみだ。

コメント

ボブ・サップ最強・・・。 芋愚
Ｋの一般的な選手の体重が100キロ前後っていう中、160キロっていうのは、かなりルール無用な肉体だ。今のところＫにおいては、ジャパンの中迫とシリル・アビディが対戦しているが、どちらも勝負になっていなかった。もはや格闘技における「技術」云々という次元を超えていた。
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