正義の味方モンキーズ
山本康人 (ビッグコミックスピリッツ)
最低(-50点) 2003年5月14日 ひっちぃ
幼なじみのサルとキジっぽい主人公二人が、正義に目覚め、悪を倒していくお話。
もう最悪。いつ打ち切りになるかだけが気になって読んでいたけど、終わったのは 25回も続いたあとだった。
最初はそんなに悪くはなかったと思う。まあパクりというか、発想自体が貧困なのは初めから見え透いていた。悪を叩き潰す主人公たち、という分かりやすくてスカッとする図式を考えていたのだろう。
ところが、悪の黒幕に「赤ちゃん」という名のボスを用意したところから、組織対組織の戦いになっていく。二人いた主人公のうち片方はずっと怪我したまま、サルのほうだけ突き進んでいく。もう単純な戦闘モノに成り下がる。
とにかく安易。無意味な子供時代の回想シーン、悪役の過度に感傷的な自爆、愛だけを合言葉にした不気味な横わけサラリーマンとドブスのカップル。
画力とキャラクターデザインの良さだけが浮いていて、あとはサッパリだった。原作をもらったほうがいい。
[参考] http://spi-net.jp/
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