PSC 1210
Hewlett Packard
傑作(30点) 2003年6月25日 わたなべ
HPのプリンタ/コピー/スキャナ(いわゆる複合機というやつ)。NECのPICTY 500と同じものらしい。2万円くらいと、けっこう安かった。ただ、NECのほうは分割印刷と言って、1枚のものを分割して印刷し、できたものをつなぎ合わせて大きなポスターを作るという機能がドライバに入っている。しかしMacに対応してない。
まず一見して設置面積が狭いのが好印象だ。前から紙を入れて前から出てくるスタイルなので、後ろを空けとかなくて済むのだ。…という触れ込みだが、実はコピー/スキャンのために上面パネルを開けるときに、蝶番の仕様で少し後部スペースを消費するので、実際は2cmくらい空けとかなければならない。このへんは蝶番のバグではないかと思う。
MacとWindowsに対応している。USB2.0対応だが、USB1で接続して使ってみると、Mac版のプリントアウトが異様に遅い。Windowsでは普通のスピードなので、たぶんMacのドライバの問題なのではないかと思う。Linuxでもプリントアウトできるらしいがまだ成功していない。まあ、これはいずれがんばってみる。
印刷の品質は悪くない。普通紙にしかプリントアウトしてないけど、文書も写真も普通に見れる。
USB2.0のPCMCIAカードを買ってきて試してみたが、プリントアウトに関してはUSB1.1とUSB2.0で速度差はほとんど感じられなかった。
コピーは簡単で、PCとは独立して動ける。カラーコピーとモノクロコピーで別々のボタンがついていて、枚数を指定してコピーボタンを押すとモノクロ/カラーでコピーしてくれる。なかなかすばらしい。これでいつ免許証のコピーが必要になっても困らないだろう(滅多にないけど)。
スキャンはかなり精細なので驚いた。安いからバカにしていたのだが…。ちなみにスキャンはLinuxからでも問題なく操作して取り込める。しかし、MacとWindowsでどうしてこう差別するのか。Windows版にはOCRが入っていて、文字として取り込むことができるのだが、Macではできない。LinuxのSANEはgocrを呼び出せるが…英語しかダメだし誤認識も多いみたいなので、とりあえず使わないことにした。
買って後悔してないところを見ると、「買い」と言えるのではないかと思う。とりあえずポジションとしては、
「コピー機とスキャナを買った。ついでにMacからプリントアウトもできる」
って感じ。
プリンタは壊れやすいのが大きな心配だ。今までEPSON、Canonと見事に壊れてる。使わないときに放置してしまうのが問題なのだと思う。たまに無理矢理コピーとかしてインクを消費し続ければ長持ちさせられるかもしれないな。まあそれでも2万円なら1年くらいで壊れちゃっても許せる範囲かな…
続き
[参考] http://www.jpn.hp.com/hho/ inkjet/psc1210/
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