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    SCEI

    まあまあ(10点)
    2004年12月19日
    ひっちぃ

    ラップ音楽のリズムにあわせてボタンを押して遊ぶゲーム。プレイステーション発売当初にライトゲームとしてかなり宣伝されたシリーズの第二作。

    姉妹作にウンジャマラミーというギター音楽版があり、私はそっちのほうをやったことがあったが、本家パラッパラッパーのほうは初めてだった。でもシステムは基本的に一緒だった。ラップ音楽の方がゲームの相性はいいのかも。

    ウンジャマラミーはイベントムービーが割と面白かったのだけど、今作はなんかいまいちだった。金正日みたいな男がボスで、町じゅうの食べ物をヌードルに変えていってしまうので、パラッパたちが立ち上がって戦う話になっている。モチーフとして、恋人のサニーちゃんに子供扱いされているパラッパが大人になろうとする物語になっている。

    キャラクターのデザインはなんかあんまり愛着もてないな。ウンジャマラミーのほうが良かった。パラッパは結構いいんだけど、各ステージの相手キャラがいまいち。海外のデザイナーが担当しているらしい。タマネギ先生のすっとぼけた感じは悪くない。

    音楽はかなりいい。単品の音楽として通用する。やっぱり音楽っていうのは、聴くだけじゃなくて演奏したほうが曲のよさが分かっていい。ボタンを押すだけでも曲のよさが何割増しかになっている。ラップ音楽の構造なんかも分かって勉強になる。単に言葉を詰め込んでいるだけじゃなくて、リズムが考えられている。

    機械は正確なリズムを刻んでいるわけだけど、それに対して自分の感覚っていうのはアテにならないなと思った。自分では結構リズムに乗って正確にボタンを押しているはずなのに、かなりズレていたりすることがあって驚いた。

    昔きまぐれで学園祭バンドをやったときに、The Yellow Monkey の Love Love Show が演奏しているうちにめちゃめちゃ速くなってしまったことがあって、まあ多分原因の多くはドラムが疲れて叩き走ってしまっていたことなんだろうけど、ベースの自分にも原因があったんではないかとも思った。

    ライトゲームなので全ステージクリアまですぐ終わってしまう。片手間に途中ネットサーフィンとかしながらやっていたけど、大体三時間ぐらいで終わってしまった。また思い出した頃にやって楽しめばいいか。私はThe Best版を買ったので安かったからこれでいいけど、ヘビーゲーマーには物足りなさが残る。アドリブ演奏をやってスコアアタックをやるという楽しみもあるのだけど、そこまでやりこもうとは思わなかった。

    それなりに作るのに手間も掛かっているゲームなのかもしれないが、あまり高いと買う気がしない。ウンジャマラミーの二作目も出ているような気がしたけど、三千円以下なら買ってみたい。私にとってはそんな感じのゲーム。友達を家に呼んでやらせてみるとか、そういう楽しみ方が出来る人なら、もっと出せる内容かな。

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