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    SCEI, Polyphony

    最高(50点)
    2005年1月19日
    ひっちぃ

    色んな意味でリアルさを追求した車のゲーム。グラフィックのリアルさは言うまでもなく評判になった。実際の車の動きを忠実にシミュレートしようとしたエンジンに、中古車購入から始まるカーライフ。そこにミニレースでの賞金獲得から改造、プライズカーといった遊びの要素を足し、オフロードのレースまである総合的な車ゲー。

    なぜ今ごろ初代グランツーリスモなのかというと、私は去年の暮れの発売日に4を買って時々遊んでいるからである。もう買ってからかれこれ三週間ぐらいたつのだが、ドラクエ8もやってたりFFXIも相変わらずやってたりするので全然やりこんでいない。ただ、プレイしているうちに1と2のことを思い出してきたので改めてレビューすることにした。

    1は初めの作品だけあって衝撃的だった。まず、初代プレイステーションの能力をふんだんにアピールできていた。スーパーファミコンとは比べ物にならないリアルさがあった。そしてそれだけにとどまらなかった。他社のレースゲームと比べて、メーカーまで巻き込んで実車を忠実に再現しようとしたところが圧倒的だった。メーカーのロゴがまぶしい。デザイナーが作った仮想的な車よりも、現実に存在する実車のほうがかっこよかった。そんな再発見をみんながしたと思う。

    教習のシステムが入っているのも新鮮だった。なにしろこのゲームは車の動きがリアルに取り入れられているのだから、極端な例を挙げるとマリオカートのようなプレイをしていてはトップを取れなくなる。走行距離=速度×時間という鉄則をもとに、ドライビングテクニックの基礎から応用までを叩き込んでくれるのだ。実のところちょっとウザい面もあったけど。

    レースに勝って金をためていいパーツを買っていくところはチョロQとかと変わらない。が、車種やパーツの制限のあるレースなんかがあったりして、一台最強の車があればよいというわけではない。

    というわけで私はこのゲームをだいぶ遊んだと思う。うん。いや、でも確か…覚えていないけど、ライセンスの試験がかなり難しくて、全部受かった覚えがない気もする。それでも一応かなり大きい連戦形式のレースのチャンピオンにはなったし、一億数千万クラスのプライズカーをゲットした覚えもあるのだが…。

    で、2も買ってプレイした覚えがある。序盤で無理してフォルクスワーゲンニュービートルを買って結構改造して色んなレースに出た覚えがある。なんか都会的なコースを走ってる思い出が今も割と鮮明に残っている。楽しかったんだとは思う。車種もどんと増えて完成度が上がったことは間違いない。ただ、やりこみの奥深さにちょっと引いてしまったのもまた事実だった。

    3は買ってない。プレステ2本体とのパックを買おうかどうか考えていた時期もあったけど、なんか割高だし別にいいかって思った。私はそもそも車のファンでもなんでもないし、レースゲーム好きですらない。あ、レースゲームは好きかなぁ。チョロQをダシに使ったけどチョロQのシリーズもよく出来ていて好きだった。そう言ってるうちにもう一度やってみたくなってきたな。

    とまあそんな思い出が、4をプレイしていて思い出されてきたのだった。4はキレイだねー。プレステ2だけはある。確かにキレイだけど、1ほどの衝撃はなかった。3のデモ写真を見てこれはすごいと思っていたのだけど、実際にプレイしてみるとそうでもなかったんだな。それはあまりに自然すぎたからってのもあると思う。ただ、スーファミ⇒プレステのほうが、プレステ⇒プレステ2よりもすごかったってことだ。

    4で感心するのは、もうほんと自然だっていうこと。見ていてストレスを感じない。演出も効いている。音楽もフュージョンっぽいのからハードロックまであっていい感じ。聞いたことあるなと思ってみてみたらヴァン・ヘイレンとか隅っこのほうに書かれてたりして、うーんなんて豪華っていうか、提携がうまいなと思った。世界中の車のメーカーが出てくるが、韓国のヒュンダイまであったのは面白かった。韓国にルーツを持つ人は嬉しいだろうなってね。

    いつのまにか4のレビューになってるけど、メーカーとか車種の説明が小さい文字でスクロールしていくだけというのは読みにくくてほんとにつらい。1や2は高解像度な画面にびっしり文字が書かれていて、絵的にかっこいいながらも読みづらさを感じていたのだが、4でさらに退化したと感じる。

    ドラクエ8をクリアしたらもうちょっと腰を落ち着けてプレイしたいと思う。

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