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Celeron M 370
インテル
まあまあ(10点) 2005年4月2日 ひっちぃ
インテルのモバイル向けCPUの廉価ブランドCeleron Mの中で、現時点で一番パフォーマンスが高いもの。
Pentium M との違いは、L2キャッシュの量と、SpeedStepの有無。
私は自分のうるさいメインマシンを静かにしようと購入を前から検討していた。しかしマザーもCPUも高い。そこで様子見をしていたのだが、あるときソフマップでマザーが20,800円で売られていたのを見つけた。心躍った私は、CPUはいくらかと見に行った。相変わらずPentium M は高い。だが Banias コアの Celeron M 340 が一万円を切っていた。これなら三万ちょっとで組める。そう思ってレジにマザーを持っていったのだった。
レジで Celeron M 340 がほしいというと、ちょっと待ってくださいと店員が倉庫に消えたが、戻ってくるなり在庫なしと言う。しょうがないので、値段表を見てほかの CPU をあわてて選んだのだが、何を思ったか私は Celeron M の中で一番高い 370 を選んでしまった。値段が15,800円。
まとめよう。
Pentium M 725 1.6GHz L2 2M 22.8kぐらい
Celeron M 370 1.5GHz L2 1M 15.8k
Celeron M 360 1.4GHz L2 1M 12k未満
Celeron M 350 1.3GHz L2 1M 10k未満
Celeron M 340 1.5GHz L2 0.5M 9.3kぐらいか
340があればこれで決まりだったのに。ないのだからほかのにするところだが、350の周波数に目がいって、ついつい 370を選んでしまった。725も考えたが、SpeedStepなんてデスクトップマシンで気にしたってしょうがない。どうせ他のパーツの消費電力を考えればたいした違いはないのだ。
ついでにマザーを挙げると、
FSB400MHzのみ 20,800円
FSB533MHz対応 25,800円
i915でPCIExpress 3万以上で当時未入荷
この選択肢だったら一番安いセットを買うよなぁ。なんてったって、このCPUの最大の特徴をすべての組み合わせが持っていて、周波数とかキャッシュの量なんて二の次なんだから。
で、使用感なのだが、やはりちょっと遅い。でも用途が用途なのでやはり普段はまったく気にならない。ただ、リプレース前の Athlon MP 2000+ ×2 と比べると、ひとたびmpegのエンコードを始めるとストレスを感じてしょうがない。時間も倍以上かかる。キャプチャの質も落ちている。キャプチャだけやらせたら問題ないのだが、どうしても時々ほかのことをしてしまうからだろう。多分SCSIがなくなったのも影響している。
マルチコアで低消費電力のCPUが出てくれるみたいだから、次はそれだなと思う。前のメインマシンと比べて性能は落ちたが、静かになって立ち上がりも早くなり、満足感は上がっている。シングルでも 370 < 2000+ なんだけど。プラットフォームのUSB周りがしっかりしているのもいい。この点ではインテルが一番安心できる。
ウェブサーバにパフォーマンスが必要になったら、その頃にはこれを流用するようになると思う。現在Celeron 433MHz でこれだから不満は少ないのだけど。まあその前に Celeron 1.2GHz ってのがあるわけだけど。
ところで、箱の型番の末尾にJとついていたので、NX Bit だかのセキュリティ機能が実装されているはずなのだが、Win XP SP2 にしてもどこにそれとも表示されていない。どうしたのだろう。
そうそう。Athlon64 も消費電力が低いとのうわさだったし、価格もこなれているので購入候補に挙がった。しかし、あくまでアイドル時や低負荷時のみ消費電力が低いだけで、バンバン負荷を掛けると電力を食うみたいだ。これでは SFX145W で動かすのは無理だろう。それに、いまだに 3500+ で3万は高いな。Athlon XP 3200+ のマシンを一年以上前に買っているので、まだまだ手が動かない。
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