はるか17
原作:山崎さやか 制作:テレビ朝日・ホリプロ
まあまあ(10点) 2005年7月30日 ひっちぃ
真面目にコツコツと努力を重ねてきた女子大生の宮前遥が、就職戦線で初めての挫折を味わい、出来たばかりの弱小芸能事務所にマネージャーとして採用されたつもりが、17才のタレントとしてデビューさせられることになる話。
原作があるらしいが、私は読んだことない。今回レビューするのはテレビ朝日の金曜23時過ぎからやっているテレビドラマのほう。
主演は平山あや。フジテレビの平成教育予備校に出ていたときに初めて気づいて、いま風のかわいい子だなあと思って見ていた。まさに00年代のアイドル(バラドル?死語か)だ。あの髪型が特徴的でいい。
このドラマでは、めがねをかけた真面目な風貌と、めがねをとって清純派アイドルを演じているときとを見られる。アイドル時の平山あやは、90年代のアイドルといった感じで、正統派アイドルとして通用するぐらい、とてもいい。元がよければどんなモードでも映えるんだなぁ、と非常に感心した。
おっと。肝心の内容だ。主人公をあくまで真面目な女性という設定にしたところが憎い。だって芸能界なんて女の子なら誰もがあこがれるでしょう。それを、嫌々やっているところが、いじらしくてかわいい。
第一話は平山あやの驚き顔があまりにダイナミックすぎてちょっと心配になったけど、それ以降は特に気になる点はない。
脇役もいい感じ。芸能事務所の社長、雑誌編集部員、大手芸能プロの敏腕マネージャーと独裁社長、おかまメイクや零細芸能プロの事務員はちょっと嫌いだけどそれなりの雰囲気。ガッツ石松がなぜか主人公の父親役に。
まあ正直他愛のない話になに夢中になってんだと思わなくもないけど、楽しんで見ている。こういうドラマをどんどん作って欲しいなぁ。
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