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    先崎学 (週刊文春 2006.7.20)

    まあまあ(10点)
    2006年7月29日
    ひっちぃ

    子供たちがゲームとくに将棋を覚えたのにやめる一番の理由は、負けたときの悔しさらしい。プロ棋士の先崎学が、友人の子供の体験談を紹介して説明している。

    ゲームを楽しませるために親がわざと負けてやるのは甘すぎるような気がするが、人が何かを始めるときっていうのは特に子供ならばそういうのでなければならないのだなと思い直した。

    私はゲーム一般が好きで、だからか自分が勝ったときは目いっぱい喜ぶのが敗者への礼儀で、自分が負けたときは悔しがるのが勝者への礼儀だと思っていたが、どうもそれは少数派のようである。

    題の「柔らかな投了」とは、将棋の場合は敗者が「まいりました」と言わないとゲームが終わらないから屈辱的になってしまうので、もっと心の負担の少ない決着手順にするべきだと言っている。

    大した話じゃないのかもしれないが、良い視点を持った人だなと思ってこの話を紹介した。

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