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    山本政志

    最低(-50点)
    2006年9月24日
    芋愚

     「○○・オブ・ザ・デッド」という映画をみると
    ついつい飛びつくゾンビマニアなわたくし・・・。

     久々にヒドイ作品つかんでしまいました。

     ストーリーは、ゾンビ物ではなく、
    どちらかというと、「祟り」的な要素がつよい日本的なオカルト作品。
    「リング」でいう呪いのビデオのような
    なんらかのスイッチが入ることによって祟りがはじまり、
    それを探してスイッチを止めることを目指す・・・というもの。

     決して悪い着眼点ではなかったとおもう。
    監督や役者がマトモだったら、そこそこに観れたとは思う。

     きっと監督はホラーファンではあるんだろうなぁと思った。
    現実と虚構の境目を描くシーンでは、ビデオドロームやイグジステンズで有名な
    デビッド・クローネンバーグの描写をパクッたようなシーンがあった。
    そういったバックグラウンドと、
    「祟り」という日本的なホラー要素と融合させようとしたんだろうが、
    いかんせん力不足・・・という感じだった。

     一番ひどかったのは、役者。
    アマゾンの視聴者レビューでは、「学芸会レベル」と酷評されていた。
    映画ってのは夢あふれる創造物ではなく、
    芸能事務所とかの関係とかあって、
    ビルを建てるようなプロセスで作られるんだなぁと感じさせられた。
    出演者はアイドル?とかの卵っぽく、若者ばかり。
    なかなか見かけないほどの大根役者っぷり。
    一昔前のキムタクの演技とか覚えているだろうか?
    へんなキレ気味の演技しかできない感じのやつ。
    時間と共にウンザリ感が募ってゆく。
    役者がダメだと、どーにもならないことが分かった。
    女の子は可愛かったんだけどねぇ。。
    それが芸能ですか?と問いたい。

     しかも、時間は45分。
    普通の映画の半分以下だ。
    ・・・だが、とても長かった。

     観てはいけない!
    こう断言できる映画に久々に出会ったしまった。。

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