アンデッド
ピーター・スペリエッグ
まあまあ(10点) 2006年9月25日 芋愚
のどかな郊外の町に隕石が降ってくる。
隕石に貫かれた車の乗員がゾンビとなり人々に襲い掛かる。
噛まれた者もゾンビ化し、町はゾンビで溢れかえる。
主人公はその田舎町のミスコン優勝者の女性。
襲い来るゾンビから逃げ隠れた小屋でもう一人の主人公である
ハットを目深に被った、銃の扱いが上手な謎の男と出会う。
彼の力を借り、ゾンビと戦うこととなる。
この映画では、ゾンビが発生した原因が明確になっている。
その原因を明らかにすることが物語のキモとなっている。
「そういうことだったのか!!」という感じの
大ドンデンガエシの結末が待っている。
特に人間描写などが優れているわけでもなく、
感銘をうけるような場面は一切なかった。
ドンデンガエシを語るだけの映画だった。
そして、その内容もそれほどグッとこない安っぽいものだった。
ただ、一つ画期的だったのは、生存者の扱いだった。
多くのゾンビ映画では、たった一体のゾンビを野放しにしたがために
あたりがゾンビだらけになる・・・という語り口が多い。
この映画では、たった一人の生存者がとんでもないことを起こす。
語り尽くされたモチーフに挑戦する気概だけは感じることが出来た。
だが、いかんせん、そんなに面白くないってところは変わらない。
アクション映画としてみれば、カッコイイところが多いので
楽しめるかもしれない。
そういうところはキッチリ押さえているので
それなりに楽しめて、観たことは後悔しなかった。
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