珍獣島のチョッパー王国 (ワンピースの映画)
東映
まあまあ(10点) 2007年1月14日 ひっちぃ
動物たちが住む島へやってきた主人公たち海賊一行、特にトナカイのチョッパーが、動物たちを狙う悪の密猟者と戦う中で、親を密猟者に殺され動物たちと暮らしていた少年がそんなチョッパーの背中を見て勇気付けられる話。
前にねじまきなんたらという同シリーズ作品を見ているので、なんとなく展開として似ていると感じた。
まず主人公たち一人一人に対して密猟者のメンバーでそれぞれライバルっぽい位置づけになるやつがいて、クライマックスで戦闘になり、当然最後は主人公たちが勝利する。
本編に影響を与えないよう、主人公たちにとって映画は挿話のようになってしまう。だから、主人公たちではなく今回の少年のような影の主役が用意され、その心の成長が描かれることになる。
一時間弱の短い映画でこれだけの制限がある中で、それなりになんとか観れる作品にはなっているが、それ以上のものは期待してはいけないのだろう。本シリーズのファンなら、主人公たちの活躍を出来るだけ多く観たいものだろうから、そういう人には勧められる。
|