スペース・カウボーイ
クリント・イーストウッド監督
まあまあ(10点) 2007年2月18日 ひっちぃ
旧ソ連の通信衛星が故障し、修理するために40年前に宇宙飛行士になりそこなった老人たちが宇宙に飛び立つ話。
要するに老人ががんばる話だ。老人たちのユーモアあふれる挑戦が微笑ましい。そして友情の物語でもある。四十年前に喧嘩別れした友と仲直りし、最後に真の友情を見せる。かつてのボスとのやりとりなど、主人公が戦う姿も魅力的だ。宇宙に出てからの映像は美しい。
さらに恋も出てくる。なんかヒロインが中途半端に老けていで、髪型も古いし、全然魅力的じゃない。老人のロマンスの相手としてこのぐらいがいいってことなのだろうか。60年代はあんな髪型が流行ったのだろうか。
とてもよく作りこまれた作品で、映画として完成度が高い。映画を見たっていう満足感がある。でも本当にそれだけだ。二時間映画にどっぷり浸りたいと思って観るならピッタリだけど、何か良い作品はないか探した結果としてこの作品を見たのならハズレだ。
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