タランティーノ
最低(-50点) 2007年9月4日 芋愚
私の文化圏では、タランティーノファンがたくさん居る。
もちろんみんなキルビル大絶賛。
大プッシュされるので私も鑑賞してみたが、
感想はアナタと全く同じ。
タランティーノって人は、映画オタクなんだろうなと思う。
ガンダムオタクがモビルスーツの型番や製造会社を暗記してたり
名台詞を暗記してたりしつつも、ストーリーはうろ覚えとか多い。
なんかそんな感じのスカスカ感を覚えた。
カルト化する映画ってのは、時代背景や文化の違いや予算の関係など
さまざまな要因で化学変化を起こして発生する。
この人は、恵まれた予算やキャスティング、特定の文化圏の支援から
人工的にカルト映画を作ろうとしてるんだろうなぁと思う。
だから薄っぺらになるんだと思う。
ただ、いわゆる現代映画的な、
スピード感あふれる演出や、古い映画へのオマージュ的な表現など、
映像にかかわる人間を唸らせる能力ってのをもっている人だと思う。
そもそも映画監督っていう職業は本を書く人間ではない。
そうかんがえると、いまの映画界って、作家不在を感じてしまうな。
そもそも映画という作品について、
真っ先に頭に浮かぶクリエイターは「監督」である。
じゃあ、「監督」が何をする人なのか?ということを問うと、
やっぱ、演出的な部分のイメージしかない。
実際の「絵」を撮るところに携わる人ということ。
僕たちは心のどこかで「映画」=「動画」みたいなイメージを持っているんだと思う。
いやもしかしたら持たされているのかもしれない。
よーくかんがえたら「原作」っていう存在の影が薄いんだよなぁ。
でも、それに気づかないようにしてて、
映画ってーと「監督」って存在が真っ先におもいうかぶ。
ちなみに、私はタランティーノ嫌いですw
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