ダブルクォーターパウンダー・チーズ
マクドナルド
まあまあ(10点) 2008年12月22日 ひっちぃ
1/4ポンドの重さの肉(クォーターパウンダー)を二枚はさんだマクドナルドのハンバーガー。
マクドナルドのハンバーガーの最近の大型化はこれまでいくつか違うアプローチをしてきた。
確か去年の年末に出てきたメガマックは、普通の肉を四枚も入れるといういかにも下品で安直な代物だったが、割安感と分かりやすさがウケたのか思わぬヒットとなり、その後レギュラーメニューにもなった(いまはどうか知らないけど)。
その前はマックグランと称してパンを高級感あるものにしてまるでBecker's(ベッカーズ)のハンバーガーのようなものを出していて気に入っていたのだが、いつのまにかなくなってしまっていた。
じゃあ今回のこのクォーターパウンダーはどういう狙いなのか。
原材料の高騰以前からマックは値上げをしてきた。値上げというより低価格路線の取り止めといったほうがいいのかもしれないが、かつての割安感はなくなってしまった。だからあまり安直なメニューじゃなくて、金を取るからにはそれに見合ったものにしようという狙いがあるのだろうか。つまりマックグランと似た路線なのだろう。しかし今回は、多分メガマックの肉の物量がウケたのを受けて、肉を前面に出すことにしたのだろう。マックグランはよくできたハンバーガーだったが訴求点が分かりにくいという欠点があったように思う。
ダラダラと説明してきたが、今回のクォーターパウンダーを食べての私の率直な感想は、あのメニューにあるハンバーガーの写真との落差にガッカリさせられた。これまでのマックのハンバーガーと比べて特に新味はなかった。良く言えば延長線上にあると言えるが、マックグランのような質的な飛躍はそれほど感じなかった。
私は通常はダブルチーズバーガーを頼む人間であり、たまにテリヤキを食べたりもするが、このクォーターパウンダーシリーズはこれらと比べるとちょっとキャラが薄いと思う。肉は多いけど味付けが普通でつまらない。肉が食べたいわけじゃないんだよなあ。ピクルスいっぱいとかトマトソースたくさんとかやってほしいのになあ。
それにハンバーガーとポテトとドリンクのセットで800円ぐらいになるので割高感がある。そりゃ肉が増えれば値段が高くなるのもしょうがないんだけど…。
一言でいえば、肉より味で勝負してほしい、ってこと。
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