ラストは革命的
まあまあ(10点) 2010年2月17日 芋愚
違う世界の住人同士には、
超えることが出来ない境界線がある
っていうのがこれまでの常識だったと思う。
国民的ネコ型ロボットアニメを例に挙げるならば、
・台風をペットにする
→ 大型台風と戦って消滅
・雪の精とガールフレンドになる
→ 主人公の熱病を冷まして消滅
・恐竜の赤ちゃんをペットにする
→ 未来動物園へサヨウナラ
・粘土細工に生命を吹き込む
→ 宇宙のかなたへサヨウナラ
・植物に知性を授ける
→ 宇宙のかなたへサヨウナラw
観ている子供たちは、うすうす気づいている。
このままいつかれちゃメンドクサイな・・・みたいな、
どこかで、冷静な自分がいて、
感動的かつ後腐れないラストシーンを期待しているのだろう。
来週からヘンな生き物が毎回登場するようになる展開なんて、
だれも期待していない。
子供ながらに、
「どうせなら感動的に死んでほしい。」
「相手にとって有益な理由で消えてほしい。」
などと、
悪意のない残酷性をひめた自分をどこかで認めてきた。
ぼくたちには明日があるから。
それをジジイにあざ笑われた。
その感覚を味わえただけで、
鑑賞した価値があったなぁと思った。
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