DM013SH

Disney mobile on Softbank, sharp

まあまあ(10点)
2015年1月13日
ひっちぃ

ディズニーのミニーマウスをテーマにした小型の3Gスマートフォン。シャープが開発し、ソフトバンクモバイルが実運用し、ディズニーモバイルがプロデュース・運用している。ネズミの絵が描かれたボタンにピンク（シロもあり）のボディといったハードウェア面だけでなく、ソフトウェアにもディズニーの人気キャラクターがちりばめられている。

auの音声契約が一人五回線までなので、年度末商戦に備えて回線を開けておくために2013年2月にカメラのキタムラで契約した。ソフトバンクの回線が巷で言われているように本当に粗悪なのかどうかをもう一度確かめたくなっただとか、リモートデスクトップでブラウザゲーム（艦コレ）をやるための回線をなるべく安く確保するためだとか、目的は他にもあったのだけど、回線をあけるのが第一目的なのは確かだった。

この時期にソフトバンクが携帯電話契約を確保するために代理店にバラまいていた高額のインセンティブと、それに伴う代理店から顧客へのキャッシュバックが、のちに総務省をして規制に走らせたと言われている。自分が契約した2月10日前後が、もっともキャッシュバックが多かった時期と言われており、二台で二十万ぐらいのキャッシュバックがもらえたらしいのだけど、自分は以前ソフトバンクのiPhoneを契約したときに予想外に月額の出費がかさんだので複数台行く勇気が出ず、あくまで回線開けを目的として一台で八万円のキャッシュバックで契約するにとどまった。ただし分割で一万円ちょっとの機種代込み。

結果論だけど、パケット定額を途中で二段階料金制のプランに変更してもキャッシュバックをもらえることが分かったので、半年ほどで解約して最終的に二万五千円ぐらい黒字になった。複数台行っていれば二台で八万、三台で十四万ぐらい儲かったのかも。ソフトバンク本体のキャッシュバックの条件があいまいだったので、届くまで二段階料金制のプランに切り替えるのが怖くてそのままにしておいたのだけど、ちゃんと問い合わせて確約をとっていればさらに一万円浮いていたかも。まあさすがにそこまで突き詰めてしまうと、こいつ最初から使う気なんてなかったなと思われかねないし、そこまでしてお金が欲しいわけでもないのでやめておいた。無職だったらやってたと思う。

と機種の話そっちのけで契約の話ばかりしてしまった。

小さい。画面が3.7インチしかない。ちょうどiPhone 4sまでがこのぐらいのサイズだったと思う。iPhone 5から4インチだったかな。ソニーのXperia Z1fが4.3インチで、最新の小型機Z3 Compactが4.7インチなので、だいぶ小さい。でも小さいだけあってスペックも低い。シングルコアでクロックも低い。画面が小さいので負荷も小さいはずなのだけど、それでも処理がモタついているのが分かる。安い機種なので期待はしていなかったのだけど、そんな低い期待をも下回った。Twitterとかちょっとぎこちないながらも普通に使える程度には動いていたのだけど、使っていたくないような感覚があった。チューニングでタッチパネルが過敏気味に調整されている（？）のがちょっとマイナスだったと思う。このスペックだったら多少ニブくても着実に動いてくれるように見えるほうが良かったんじゃないだろうか。シャープはSH-06Eのチューニングが最悪だったしなあ。

自分はディズニーにはほとんど興味がないのだけど、それでもさすがディズニー、いいなあと思わせるものがあった。もしディズニーとそうでないのとが値段大して変わらなかったら、ディズニーのほうを選んじゃいそう。ディズニー大好きな人だったらきっと気に入るんじゃないかと思う。携帯電話ってアクセサリー的な側面もあることだし。

で結局なにが気に入らなかったのかというと、LTEだとばかり思っていたのに3Gで通信が遅かったのが決定的だった。せめてLTEだったら、当時ハマっていたブラウザゲームをリモートデスクトップのストリーミングで家のマシンで遠隔プレイするのに使っていたと思う。次点としてスペックが想像をさらに下回っていたこと。試しにリモートでDMM「艦隊コレクション」を遊んでみたら意外と動いたのだけど、ちょっとストレスがたまった。テザリングも不可能だった。小型なので当然バッテリーも少なく、すぐに消費してしまう。放置しているだけで三日はもつけど四日はもたなかったような。色々いじればもっともったかも。そうする気にもなれなかったのでしなかったけれど。

ディズニーが好きな人は、ディズニーモバイルを一度使ってみるといいと思う。AndroidなのでいまiPhoneを使っている人には勧めづらいけど。

コメントはありません