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iPad Pro 10.5 inch 64GB wifi + cellular
Apple, Inc.
まあまあ(10点) 2018年11月12日 ひっちぃ
精密機器メーカーとして世界最大の利益を上げているアメリカのアップル社が2017年の夏に発売したタブレット端末iPadの当時一番上のモデル。iPad Airのように薄型軽量なのにヘタなノートPC以上のパフォーマンスを持つほか、専用のペンで自然に線を描いたりできる。
コロプラのスマホゲーム「白猫テニス」にハマりすぎて、手持ちのiPad Air 2ではちょっと性能が足りなくなってきたので、ほぼゲーム目的でこいつを買ってしまった。Apple Storeの2018年正月のセールで買ったので、価格は安くなっていないけれど一万二千円分のクーポンをもらった。
前回iPad Air 2のcellular版を買ったのに一度しか外に持ち運ばなかったので次はwifi版でいいやと思っていたのだけど、性懲りもなくまたcellular版を買ってしまい、案の定買ってから一年近くたつのに結局また一回しか外に持って行っていない。しかもmineoのSIMを両方のiPadに刺しっぱなし。うーん、もったいない。
今回はゲームのためだけでいいやと割り切っていたので容量は64GBと一番小さいのを選んだ。また、cellular版にしたのもLTEのほうがレスポンスがいいんじゃないのかと思っていたのだけど、やっぱり光回線でwifiを使った方がいいみたいなので自分の思い違いだった。
前回のiPad Air 2はそれ以前のモデルよりもだいぶ性能が上がっていたので製品寿命的に結構長持ちすると思っていたのだけど、今回のiPad Pro 10.5 inchはCPUで倍、GPUで3〜4倍も性能が上がっているというから恐ろしい。まあ三年近く経っているのだし順当な進化なんだろうか。ハードに引っ張られる形でゲームのほうも要求スペックが上がっているみたいで、特に「白猫テニス」は普通にアクションゲームな上に色んなエフェクトが多用されているらしく、もうiPhone 6だとゲームにならないぐらい重くなっている(軽量化のためのオプションをいじればなんとか遊べるけれど何試合かプレイすると突然落ちることがある)。そんなヘビーなゲームがiPad Pro 10.5 inchだとキビキビ動く。iPad Air 2に戻ってプレイするとエフェクト色々切ってもちょっと重いなあと思う。
ベゼルつまり液晶画面の外枠の部分が非常に狭くなっており、見た目がさらに洗練された。iPad Air 2もこれまでの普通のiPadと比べて薄くて狭額になっていたのに、このiPad Pro 10.5 inchと比べるとちょっと鈍重な感じがしてしまう。デザインってここまで進歩するんだなあと驚かされる。しかもカラーはピンクを選んだので、メタリックピンクの背面がかっこいい。メタリックといってもソープランドピンク(?)ではなくて上品な色合い。ちなみにこれを書いている時点で最新のiPad Pro 12.9 inchも買ってしまったのだけど(懲りない)、外見がなんだかAndroidタブレットみたいな感じになってしまったので、iPadらしさという点ではiPad Pro 10.5 inchのほうが格好いいと思う。そっちはそっちで悪くはないんだけど。
レビューだったらApple Pencilによるタッチペンの使い心地なんかを書くべきなんだろうけれど、自分は持ってないし使うつもりもないのだった。アプリもほとんど使ってないし。
というわけで半年ぐらいは快適にゲームで遊んでいたのだけど、夏ぐらいからタッチが時々無反応になる現象が頻発するようになった。ネットで調べてみると、同様の現象が発生したという報告が多数上がっている。どうもいくつか原因が考えられるみたいで、対策を施したら再発しなくなったという人もいれば全然ダメだったという人もいてよく分からない。
まず、バックグラウンドで動いている他のアプリが入力を分捕っているのではないかということで、これについては「複数のAppを許可」「Appのバックグラウンド更新」「コントロールセンター」をオフにすれば治るとのことだったが、自分の場合は治らなかった。もう一つはiCloudの設定が悪さをしているとのことだったが、iCloudの写真をオフにしても変わらなかった。
色々試してみた結果、ゲームをやるときに左手をベゼル(額)に添えると症状が発生しやすいことに気づいた。これはあくまで仮説だけど、手がタッチパネルの縁に触れていた時にタッチを検知しないようソフトウェアで判断する仕組みがおかしくなって、ゲームのように何度も同じ場所を触る操作をしているとタッチが検知されなくなってしまうからなんじゃないだろうか。あるいは、ハードウェアが敏感すぎてソフトウェアで制御しきれなくなってしまったか。私の遊んでいるコロプラ「白猫テニス」がマルチタッチに対応していないというのも大きな原因だと思う。
自分はこれを立派な不具合だと思っていて、結構いい値段のする製品なのだからなんらかの対応をするべきだと思うのだけど、バッテリー問題と違ってアップルはこの問題を認めていない。たぶん大抵のアプリはマルチタッチに対応しているので、問題が発生していても特に問題なくアプリが使えているからだと思う。
そういうわけなので本当ならしばらくアップルのタブレット端末iPadは買わないで様子見をするべきだったのかもしれないけれど、自分の場合なんだかんだで多用しているので、2018年11月7日に出たばっかりの最新のiPad Pro 12.9 inch 256GB wifiモデルを買ってしまった。ガチャキャラの性能インフレでひどいことになっている「白猫テニス」なのだけど、なんだかんだでまだまだ遊べそうなので新しい端末が欲しかったし、それに今回は大きい画面のが欲しかった。
さすがに今度はwifiモデルにした代わりに容量を増やした。64GBでも十分運用できていたのだけど。今度のはCPUはせいぜい1.2倍ぐらいしか性能がアップしていないけれど、GPUは倍近くアップしているらしい。3DゲームをするならAndroidはまだまだ全然ダメだし、使っていないときのバッテリー消費もまだちょっと多い。
あと、やっとlightningというプロプラエタリ(独自)な規格の端子がなくなり、一般的なUSB Type-Cになった(EUのおかげか)。代わりにホームボタンと3.5mmヘッドホン端子がなくなり、ロック解除は指紋ではなくFace IDつまり顔認識で行うようになった。顔認証はいまのところ顔をiPadの正面にもっていかないといけないのでちょっと不自由している。ヘッドホン端子はまあなくてもBluetoothがあればいいやって感じ。
マルチタッチに対応していないアプリさえ使わなければ、まだまだこのiPad Pro 10.5も現役で使えると思う。最新のiPad Pro 11インチと比べると定価にして税別で二万円の差は微妙なので、lightning端子の資産があるとかBluetoothヘッドホン持ってないとか色々理由があるならともかく、そうでなければもう最新のを買っちゃったほうが長い目で見ると得だと思う。ただ、来年正月のセールさえ例年通り開催されるならば、たぶん旧モデルはさらに一万円以上なんらかの形で値引きされると思うので、それならば買ってもいいと思う。あるいは、最新の性能にこだわらなければProじゃない普通のiPadが割とお買い得だと思う。32GBモデルなら税込み四万ちょいで買えるし大抵のゲームは十分動くと思う。
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タッチ無反応が工場出荷時の状態に初期化したらなおった ひっちぃ タッチが無反応になる現象はやはりおかしいので、保証期間(一年)が過ぎる前に一度メーカーに見てもらおうということで、ホームページから持ち込み修理の予約を入れて渋谷のApple Storeに行ってきた。
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