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  • モモ艦長の秘密基地 1巻まで

    鶴田謙二 (白泉社)

    まあまあ(10点)
    2022年7月27日
    ひっちぃ

    たった一人で大きな宇宙貨物船を運航している女性艦長モモは、有り余る時間を潰すために料理複製器を流用しておもちゃを作り、全裸で一人遊びに興じる。同乗している猫のジョン爺がトラブルを招く。男性向け(?)SFマンガ。

    表紙のちょっと不機嫌そうな女性がかわいかったので手に取ってみた。まあまあおもしろかった。

    不機嫌そうな女性ってかわいいと思う。不本意な状況に置かれてイヤだなあって思っていそうなところが、なぜかちょっとした嗜虐心を満たす。たぶんこっちがにこやかに話しかけてもイラつくんだろうなとか、笑顔に出来たら達成感も半端ないだろうなあとか思う(妄想)。

    宇宙は広いので輸送にもとにかく時間が掛かる。自動操縦で無人にすればいいのにと思うところだけど決まりがあるみたいで必ず一人は船に乗っていなければならないらしい。本を読むだけではヒマを潰しきれなくなった彼女は、料理複製器が物質を思うがままに複製できることに気づき、模型とかを作って遊ぶことにする。

    彼女は裸族なので(?)宇宙船の中では基本的に全裸で過ごす。細身の身体にたわわな乳房。陰毛がふさふさしていて柔らかそう。ロングヘアを維持しているのにはこだわりがあるんだろうか。広いようで狭い船内を動き回るために四肢を野生動物のように動かす。休む時はけだるそうに寝転ぶ。

    突発的なトラブルにより電気が足りなくなり生命の危機に陥るので、あの手この手で節電しはじめる。見ていてあんまり危機感がない。どうなるんだろう。

    一回一回がとても短い。気軽に読めるけれど、自分にはちょっと退屈だった。変わった女の子の様子をじっくりと眺めていたい人にはハマる作品だと思う。

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