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    演出: 加地倫三, 制作: テレビ朝日

    傑作(30点)
    2023年11月23日
    ひっちぃ

    毎週いろんなくくりでお笑い芸人を何人も呼んで特定の趣味や切り口でトークさせるバラエティ番組。

    現在自分が一番楽しんでいるテレビ番組だと思う。テーマが毎回異なり、呼ばれるゲストも様々で、そのテーマに詳しい芸人たちが熱くトークするのが特徴。代表作として家電製品について語る「家電芸人」、暗い子供時代を語る「中学イケてない芸人」、芸能界のキャスティングの謎に迫る「(仮)バラシ芸人」なんかがある。

    もともとお笑い芸人コンビ「雨上がり決死隊」の冠番組だったが、宮迫博之が吉本から契約解除されてコンビが解散したことからMC(司会)が蛍原一人になった。サブMCとして毎回誰かしらにサポートされながら、毎回濃いゲストによる濃いトークをさばいている。

    この番組の特徴は、最近特に低予算なテレビ業界において、特定のスポンサーへの宣伝をすることなく純粋にそれぞれの思いを語って視聴者に伝えようとしていることだと思う。家電について語る「家電芸人」では、芸人たちが実際に使って便利だと感じたのにあまり知られていないマニアックな製品について熱く語っている。国内メーカーだけでなく海外の全然知られざるメーカーについても紹介している。正直どうしてこんな当たり前のことが他の番組ではできないのかあきれる。

    「中学イケてない芸人」では、芸人たちの暗い子供時代のことをあけすけに語っている。これについてもそうで、出演者が子供時代のことを語るのって、テレビでは俳優が自分たちのブランディングつまり宣伝のために行っているのがほとんどなので大しておもしろくない。それに対してこの企画では、見ていて自分まで恥ずかしくなったり目をそむけたくなったりするような暗い過去を、いまだから話せるんだとばかりに芸人たちが語ることで、陰キャの視聴者の共感を誘ったり陽キャの視聴者が笑いとばしたりできる(まあ引くことも多いけど)。

    芸能界のキャスティングの謎に迫った「(仮)バラシ芸人」では、テレビ局や番組制作会社が芸人のキャスティングつまり出演者を決めるためにオファーを掛けるにあたって、常に希望の人に来てもらうことはできないので、その保険として〇〇さんがダメだったときのためにその人の代わりになるような人を仮で押さえておくというような舞台裏について出演者が当事者として語っているのがおもしろかった。誰と誰とが似たくくりとして扱われているとか、予算の都合もあるし最近伸びてきているのでこの芸人が使われるようになっただとか、逆になんでこの組み合わせで声を掛けたのかとかいろいろある。で結果的に保険を使わなくて済んだら「バラシ」つまり仮の仕事がなくなる。

    でもたまに自社制作の番組とくに特番の宣伝のような企画もやることがある。スポーツ関連の特番をやる前にサッカー日本代表とか世界水泳の特集をやったり、ドラえもんの映画の前にドラえもん特集をやったりする。それでも露骨な宣伝にならないようある程度芸人たちが盛り上げるのでそれなりに見れる内容になっていると思う。まあさすがにいくつかは見なかったものもあるけど。

    この番組はそれなりにマニアックな扱いなのか深夜帯に差し掛かったあたりの時間帯から放送されているのだけど、広い範囲の視聴者が楽しめそうな企画だけ選んでゴールデンタイムの特番でもやっている。怖がりの芸人を集めておどかして楽しむ「ビビり芸人」や、絵の下手な芸人などを集めて絵を描かせる企画なんかは正直大しておもしろくないので自分は見ない。トークでもなんでもないので違う番組としてやってほしかった。

    たまになぜこんな企画を選んだんだというような明らかにウケ狙いなテーマもあって、たとえば一つの食材に限った回なんかはいまいちだった。一方で、特定の芸人コンビや芸人に絞った回なんかは、その芸人と親しかったり因縁のあったりする芸人たちが濃いトークでさまざまなエピソードを語るので、取り上げられている芸人がそんなに好きじゃなくても割と楽しめる。

    芸人といえば陽キャが多そうなイメージだけど、サブカル関連に強いのもいいところだと思う。おすすめの本やマンガやアニメなんかを紹介する回もある。プロレスなんて自分は正直まったく興味がないんだけど、熱心なファンである芸人たちがおもしろおかしく解説してくれるのでよかった。

    最近結構YouTubeといった動画サイトを見るようになったけど、バラエティ番組や情報番組なんかはまだまだテレビのほうが見やすくておもしろいのかなと思う。まあ特定のテーマを扱った番組をすぐ見たいというのであればテレビはなかなか思うようなのを放送しないので、検索したらすぐに見れる動画サイトにそのうち駆逐されるのかなとは思うんだけど、なんとこの番組は積極的にネットにも打って出ていて驚かされる。毎回テーマごとに番組が作られているのでネットとは非常に相性がいいと思う。

    [参考]
    https://
    ametalk-club.tv-asahi.co.jp/

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    manuke.com