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  • くま クマ 熊 ベアー コミカライズ版 11巻まで

    漫画: せるげい, 原作: くまなの, キャラクター原案: 029

    傑作(30点)
    2024年2月25日
    ひっちぃ

    家に引きこもってゲームばかりしていた少女ユナは、あるときオンラインゲームをプレイしていたと思ったらファンタジー風の異世界に飛ばされていた。なぜかクマの着ぐるみみたいな装備一式を着ていた。彼女は行く先々で奇異に思われながらも名を上げていくが、彼女の願いは親しくなった人が安心して暮らしていけることと自身の引きこもり生活だった。小説投稿サイトに書かれた小説が原作のコミカライズ版。

    だいぶ前にアニメ化されたのだけど、その前に自分はこのコミカライズ版を読んでいて、異世界転生ファンタジーものは数あれど、クマの着ぐるみを着た少女が割とお気楽に冒険をしていくスタイルは新鮮で、それでいて押さえるところはきちんと押さえていてカジュアルかつコンパクトに物語が繰り広げられていくのは見ていて楽しかった。

    で、去年アニメの2期が放映されたときに、アニメのことをよく一緒に話す同僚がどうもこの作品のおもしろさがわからないというので、クマの恰好をした少女が最初はみんなからヘンに思われながらも実力を見せつける展開のわかりやすさとかをその場で適当に説明したのだけど、そういえば続巻が出ていたのに放置していたなと思い、改めて読み返して感想を書くことにした。

    主人公の少女ユナは引きこもりのゲーマーという設定なので、クマの装備にあきれながらも割とあっさりとこのふざけた設定を受け入れていく。なぜクマの着ぐるみみたいな服を手放せないのかというと、この装備のおかげで強くいられるから。この状況をもっと恥ずかしがってくれると読んでる方としても興奮できるんだけど、少し恥ずかしい程度で済んでいる。両手のミトンまでクマのパペットのようになっていて、片方がアイテムボックスつまり四次元ポケットのようになんでも出し入れできる。

    森で自分の能力を試していると、一人の少女が狼に襲われているところに遭遇する。その少女フィナを助けたユナは、病気の母親や小さい妹のために働いているという彼女のためになにかしてやろうと思う。普段あまり人とつるんだりするのが苦手な引きこもりの少女が、人と付き合うことを学んでいく。

    …というわけでもなかった。理不尽な孫の手「無職転生」のように無職の引きこもりが色んな人との出会いの中で成長していくような感じの要素はほぼないと言っていいと思う。彼女はコミュニケーションスキルに難があるというよりは面倒とか慣れないとかそんな感じ。あくまでカジュアルに色んな能力を身に着けて、特に苦労しなくてもレベルやスキルが成長していく。壁にぶち当たったりすることもない。時々小さな失敗をして反省する。

    作中いろんな問題というか課題は上がってくるのだけど、一つ一つ普通に解決していく。戦闘は最初は楽勝で、次第に敵は強くなっていくけれど工夫して倒していく感じ。危機的な状況に陥ったことなんてないんじゃないだろうか。あ、クラーケン戦で魔力切れを起こして転落しそうになったところを支えてもらったことはあったっけ。

    戦闘や冒険だけでなくて、孤児院の運営に協力したり、飲食店のオーナーになって経営したり、貴族や王族と親しくなって頼みごとを聞いてあげたりもする。ユナは転生前に株で大儲けしている設定なので、少なくとも事業がどういうものかはなんとなくわかっている。戦闘や冒険よりこっちのほうが自分は好き。話の筋も登場人物のキャラもよかった。おしつけがましくないところがいいと思う。ユナはみんなの意志を尊重している。

    ユナの能力は、クマに絡めるほど強く発揮するようになる。なので必殺魔法はクマファイアーといってクマの形をした炎が噴出するし、土魔法で家を作るときはクマの形にすると強固になる。なので彼女の周りはなにかとクマばかりになっていく。なぜにクマ?っていうところが笑いどころなのだと思う。

    恋愛要素はまったくなかった。

    アニメはこのコミカライズ版とは別みたいで、原作小説から直で作っているみたいなのだけど、最初アニメを見たときはクマの召喚獣「くまゆる」「くまきゅう」を見て違和感を感じた。どっちもキャラクター原案を元にしていると思うのだけど、自分はマンガのほうになじみがあった。いま改めてアニメ版を見るとそんなに違いはないように見えるのだけど。

    アニメは結局途中で見るのをやめてしまった。どうしてだろう。テンポが悪かったからだろうか。こうしてコミカライズ版を再読しても普通に読めるのに、アニメは見ていてじれったかった。ユナの声はすごく合っていてよかったと思う。コミカライズ版を読んでいてもなんとなくアニメ版の声を思い出す。

    原作小説に手を出そうとはまったく思わなかった。話の内容がカジュアルで、じっくりと活字で読みたいと思うほどではなかったから。でもコミカライズ版はいつまで続くかわからないので、話の続きを読みたければ原作小説を読むしかなくなりそう。また話の内容を忘れたころに気になったら考えてみたいと思う。

    [参考]
    https://
    pash-up.jp/content/
    00000001

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